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レッドクローバー

レッドクローバー

レッドクローバー

作家
まさきとしか
出版社
幻冬舎
発売日
2022-08-24
ISBN
9784344039964
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レッドクローバー / 感想・レビュー

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いつでも母さん

はぁ、そもそも幸せとは自分の心が決めるもんだろ!人と比べるから妬みや僻みとなる。小さな町に住むのは私も同じだから、ご近所の噂に上らぬようと住民の目が気になるのは多少は分かる。だが、そこに幸せは無い。存在が先か行動が先か‥それは恨みに繋がり怨念と化す。現在と過去が行きつ戻りつし、どこで真実が明らかになるのか気になるも、ちょっと長くどんよりの連続だった。そして「えー!」そう来る?まさきとしかここに在りって感じではあった。さて、三葉は何処に?あぁモヤモヤするわぁ。

2022/10/01

ALATA

「自分の行いは必ず自分に帰ってくる」呪文のように聞こえる一言。それはやがて大きな厄災となって、業火に見舞われる。東京で起こるヒ素による大量殺傷事件と北海道の田舎での一家殺害事件、ただ一人の生存者赤井三葉はどこに消えたのか謎は深まる。自分も連鎖の一部なのだという不敵な女たちの強力な磁力が凄まじい。まるで桐野さんのダークファンタジーを読んでいるような感覚、面白い★5※函館から車で一時間、海沿いの集落、灰土町。狛犬もいない寂れた闇神神社、どこにあるのだろう・・・

2023/11/11

fwhd8325

序盤から引き込まれていきました。東京の事件と12年前の北海道の事件。どこでどうつながってるのか、ぐいぐいと引き寄せてくる力を感じました。詳細は伏せますが、意外な展開に驚きました。現代的なテーマと古くからの因習が見事に描かれている傑作だと思いました。

2023/03/22

モルク

北海道灰戸町で起こったヒ素による一家殺人事件。ただひとり生き残った長女三葉に疑いの目が。だが真相はわからないまま三葉は行方不明になる。12年後同じヒ素を使った殺人事件が豊洲でおこるがこの事件の犯人と三葉との関係を追い始めた記者。現在と過去が交差したとき真実が見えてくる。親の愛が受けられない子供。まわりから蔑視され誰にも受け入れられない子供だった三葉と隣家のちひろ。殺られる前に殺る!とどんどんハードルは下がり悪意が悪意を呼び連鎖する。残されたこの子にもこの血は受け繋がれているのか…

2023/11/13

とん大西

う~ん、読ませる。というか一気読みさせられた。東京のバーベキュー場で起こったヒ素混入の殺人。遡って12年前に北海道で起こったヒ素による一家殺害事件。時を超え、不穏に繋がる同様の手口。被害者、容疑者、関係者。誰しもが不安だった、憎しみと怒りを孕みながら。はじめは無関係のふりしたパズルのピース。全てそろった時に見えた景色。そして、その先に待つ灰色の明日。う~ん、やられました。

2023/05/28

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