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コンセント (幻冬舎文庫 た 12-5)

コンセント (幻冬舎文庫 た 12-5)

コンセント (幻冬舎文庫 た 12-5)

作家
田口ランディ
出版社
幻冬舎
発売日
2001-12-01
ISBN
9784344401808
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コンセント (幻冬舎文庫 た 12-5) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

【birthday book】奇しくも自分と同じ誕生日である田口ランディさん作品二作目で『アンテナ』が三部作の真ん中とのことを知らずに読み、改めて著者の小説デビュー作を読了です。いや〜、やっぱりランディさん、スゴいですね。好みが完全に真っ二つにわかれる作風ですが、自分はこのダークサイドな作風にすっかり魅せられてしまいました。本作も心理学やシャーマン、憑依の話などオカルトめいてますが、相変わらず主人公の女性がかなりタフ&クールな感じで、魅力満点です。主人公の行動や思想、メンタルの変化にくぎ付けになりました。

2015/10/04

遥かなる想い

アパートの一室で 引きこもり、死亡した 兄を追う 妹ユキの物語である。 何かを諦めたように生きるユキの心象風景が 面白い。国貞教授とのカウンセリングを通して 描かれる世界の官能と狂気は 何なのだろうか…兄の幻覚と怪しげな精神分析…屈折したユキの心は何処へ向かうのか? 後半は正直ついていけない展開だったが、 幻想の世界満載の作品だった。

2023/10/21

HIRO1970

⭐️⭐️⭐️何年か前に藤原新也さんが出ている田口ランディさんの対談集《生きる意味を教えて下さい》を読んだ時の作者の印象が強く残っていて今回小説に初挑戦しました。後書きで知りましたが、私小説をイメージを膨らまして書いた初期の作品との事です。精神や心が肉体と如何に密接な関わりがあるのか、人は生きていると感じるのはどういう時で、死にかける時にはどうなるのか、人は何を精神の栄養として心の支えとしているのか、少し意欲的過ぎてオカルト面が強い作品ですが、言いたい事はまさに以前読んだ対談集の書名そのものだと思いました。

2015/05/21

Shinji Hyodo

どなたかのレビューで手に取ったはずだが…判らない。著者の名前で判別出来ない時は読了後にググって男女を確認します。余談ですね^^;300ページ辺りまでは主人公の『朝倉ユキ』の兄の死とその亡霊を見た事からの物語の展開や、心理学を学んだユキと教授の赤裸々なカウンセリングのやり取り(どろりとした過去の関係も含め)など、ユキの精神世界を明らかにして行く様な描写にドギマギしながらも興味深くは読めた…ものの、最後数十ページはコンセントが外れたように寝落ちを繰り返して、よく理解できなかった…とさ!?(・_・;?

2015/11/06

優希

繊細で暴力的な世界が広がっていました。そこには莫大なエネルギーが存在し、狂気と正気のギリギリの狭間にいるようでした。

2020/07/23

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