血族: アジア・マフィアの義と絆 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-9)
血族: アジア・マフィアの義と絆 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-9) / 感想・レビュー
makio37
「東洋のユダヤ人」と呼ばれる<客家>と、中国南部及び東南アジアの華僑・華人に広がる秘密結社<洪門>…2つの「血のネットワーク」を持つ将軍・謝俊耀の凄絶な人生の物語。舞台の中心はかつての世界最大の麻薬密造地<黄金の三角地帯>。血沸き肉踊るアウトロー読み物として楽しみながら、戦後アジア史の表と裏を学べる。北京ばかり見ていては誤る。東南アジアは、もう中国人のものなんだ。それにしても、一体何処からがフィクションなのか。釵でポル・ポト派を殺しまくった日本人・東郷にも実在のモデルがいるらしいから驚く。
2014/09/27
minorU
ヨーロッパとは何か、近代とは何か、合理主義とは、資本主義とは、帝国主義とは、新自由主義とは。アジア的なものとは一体なんであるのか。
2013/02/25
尾原道場
台湾と日本の関係なるほどです。チャンネル桜もそれでですか、、、納得。
2012/06/16
はなえび
『君ね、日本はいまジャパン・アズ・ナンバー1とかいわれていい気になっているようだが、これはそう長くないよ。私も日本人は高く評価している。優秀な民族だ。だけど底力がない。いまは表層の経済だけでうまくやっているだけだ。国際化もできていない。日本では、中国なんて、共産主義で、しかも遅れているなんて、思っているだろう?とんでもない。中国の方がはるかに国際化している。・・・東南アジアは、・・・、もう中国人のものなんだよ』 中国、そして客家のネットワーク。中国から多くを学ばなければならないと思う良書だった。
2011/02/08
3104
本棚の整理のために読んだが意外に面白く東南アジアの近現代史に興味がわきました。ただ他人に薦めるほどではないかな
2014/04/19
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