With you (幻冬舎文庫)
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With you (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
性においては、その嗜好はこれほどに個的なものもないくらいだ。各自のフェティシズムのあり様は、その細部まで問えば、それこそまさに多様の極みであろう。最も極端な例ではネクロフィリアまであるのだから。さて、本書は12人の女性作家による官能小説の競演集である(既読の作家が4人と初読が8人)。男性作家の書くポルノグラフィーとは、フェティシズムの方向性が違うと言えば違う。だが、いずれも不完全燃焼の感がしなくもない。小説としての完成度が高いのは坂東眞砂子の「野火」、都会的なセンスでうまく切り抜けたのが⇒
2018/10/28
あつひめ
女性作家が書く官能小説。これぞ、女が求めている気持ちや行為がこれでもか…というくらい並んでいる。女は子宮で恋をするのだ。ダメと脳みそでわかっていても体が忘れることはできない。その細かな気持ちの揺れがセックスにも繋がるのかも。愛される悦び、愛する悦び。女は言葉だけじゃやっぱり嬉しくは無いのかもな…。いくつになっても女は女だね…。
2014/03/17
かんらんしゃ🎡
なんのなんの、これしきの事で驚く儂ではないわ。いや、確かに重松清の時にはフイをつかれた。あの「愛妻日記」のほんわかしたタイトルや図書館にあった本だったし、何より重松作ってぇのに騙された。まさかあんな濃い内容だったとは。それに比べればずっと読みやすい。文学の香りするのも、なんだかよく判らないメッセージ性のあるのも無いのも。でもそんなのどうだっていいじゃん。こういう本は楽しめれば。
2019/01/24
さーちゃん
読友さんのレビューを見て気になった本。ひたすらすごかった。としか言えない。電車の中で読む時は人目が気になってハラハラドキドキ( °_° )刺激的すぎてなんだか疲れてしまった…(ー ー;)
2020/11/15
七色一味
図書館にて、何の気なしに手にとって読み始めてしまい──そのまま読破。12人の女流作家さん達が描く、刹那的な情動と欲望の交差点のような短篇集です。R18でお願いします~。官能小説です。
2012/02/05
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