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Love letter (幻冬舎文庫 い 32-1)

Love letter (幻冬舎文庫 い 32-1)

Love letter (幻冬舎文庫 い 32-1)

作家
石田衣良
出版社
幻冬舎
発売日
2008-04-10
ISBN
9784344411043
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Love letter (幻冬舎文庫 い 32-1) / 感想・レビュー

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優希

11人の作家による「ラブレター」に想いを寄せたアンソロジー。初めましての作家が多くて読んでいて楽しかったです。それぞれの恋心がこもっていて素敵でした。手紙が珍しくなった時代、殊更ラブレターというのが憧れです。石田衣良さんの『ありがとう』は『美丘』のスピンオフだったのですね。丁度手元にあるので読んでみようと思いました。伝えたい想いが文章として表現された特別な手紙、ラブレター。一生の宝物になるでしょう。

2016/03/01

りゅう☆

海外に行った恋人から送られるカード、15年前にラブレターと気付かずもらった思い出、女友達に送られた真相、婚姻届の最後の保証人への思い、心の中で自分に送る恋文、読めない言語で綴られた手紙、虫歯の薬みたいなもの、永遠に投函されることのない手紙。石田衣良さん「美丘」の続編「ありがとう」で再び胸いっぱいになり、オーロラに思いを託した桐生典子さん「竜が舞うとき」が切ないながらも相手を思う気持ちが充分伝わってきた。「手紙を書く喜び、自分の手紙を待ち受ける相手がいる幸せ」たまにはメールじゃなくて手紙で伝えてみようかな。

2015/01/19

ユカ

読友さんに、石田衣良さんの「美丘」スピンオフが読めると聞いて読みました。一本目がそれで、読みはじめてすぐ、思い出してうるうるしてきて、電車で読んでたものだからしゃくりあげるわけにいかず、後回しにして次の作品へ、なんてやりました。印象に残ったのはもちろん号泣の石田衣良さんの「ありがとう」と、桐生典子さん「竜が舞うとき」。桐生さんの作品は、石田衣良さんのとは逆の立場からのもので、やっぱり最後は泣いてしまった。ラブレターか。残ってしまうから恥ずかしいけど、思いを精一杯つめこんだら出せても出せなくても宝物になる。

2015/02/25

ワニニ

お雛様を出そうと思った時、ついタンスの上を整理しちゃったら、出てきましたよー、結婚前の手紙。はっきり言って赤面モノで、即捨てようと思ったけれど、手紙どころかメールすら打たない夫の、貴重な作品?が出てきたので、一応取っておきました。何かに使えるかもしれないし?Love Letter、普通は当人同士しか読まないものですが、作家さんが書いたそれは、読まれること前提ですから。手紙そのものより、手紙に纏わるストーリーがイイ感じでした。赤面するのは、あまりに素直な自分の気持ちが書かれているから?それが大切なのよね。

2015/02/16

あつひめ

表紙がとってもかわいくて…まずはそこで大満足。ページを開けば石田さんの「美丘」に会えて、またまた大満足。そして初読み作家の川端さん、森福さん、前川さんの作品に心をドキッとして、このお三方をもっと知りたくなった。アンソロジーの良いところですね。手紙ってメールのように見えない空間をスーッと飛ばされていくものと違って時の中を運ばれていく。たくさんの人の手に触れられながら。ラブレターは、今の事を思いながら書くのか、未来の事を思い描きながら書くのか…どの作品もキュンとした。石田さんの「ありがとう」がダントツ。

2011/09/16

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