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代筆屋 (幻冬舎文庫 つ 1-7)

代筆屋 (幻冬舎文庫 つ 1-7)

代筆屋 (幻冬舎文庫 つ 1-7)

作家
辻仁成
出版社
幻冬舎
発売日
2008-04-01
ISBN
9784344411128
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代筆屋 (幻冬舎文庫 つ 1-7) / 感想・レビュー

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Shinji

最近は特にそうなんだけど、今まで手紙をそこまで重要視した事はなかったですね。私なんかの書いた手紙なんて本来の目的からかけ離れることなんか当たり前だし、人を助けるなんて当然出来ない。全ての代筆屋さんがここまで依頼者の意を汲んでくれるのかは分からないですが、目的から逆算されトータルで整えられた文章というものはすごく深いものなんですね。このお話の全てが辻さんの実体験とは思いませんが、文字で気持ちを伝えることの意味を丁寧に考えさせられた一冊でした。

2017/06/12

マエダ

著者が小説家になったばかりの頃小説を書く一方で代筆をおこなっていた時の出来事をまとめた一冊。代筆を依頼してくる8割は嫌いなタイプの人間だが残りの2割は応援したくなってしまう。苛立ち歯痒さあり感動ありの一冊。

2017/07/17

酔拳

筆者、辻先生が、まだ、小説が売れない頃、吉祥寺で代筆のアルバイトをしていた頃(本当かどうかはさだかではないけど・・・) の代筆の依頼を受けて書いた手紙、10通を本にしてあります。  紹介されている手紙はどれも、きれいな日本語そのものです。 私は本はぼちぼち読むけれど、筆不精なので、この本を読んで、手紙を書く大切さを再認識することができました★

2016/08/29

団塊シニア

手紙の代筆で人助けをする売れない作家の日々を描いた作品、10人の依頼人の語る人生が印象的、手紙の良さを感じる一冊です。

2013/10/22

harupon

小説家の主人公が、20年ほど昔、口コミで広がっていった「手紙の代筆」のアルバイトの内容を語っている。全10章。どの代筆手紙も、十人十色その依頼主になりかわって気持ちを込めた文面である。小説家って皆、手紙を書くのが上手だろうな。最後の「雪のかまくら」…余命わずかなおばあちゃんが、孫に会いたがっている。しかし孫は事故で亡くなっている。悲しませないように「孫」に成り代わり手紙を書いてほしいという依頼。嘘の手紙、バレてしまわないか、どうなる事かと思いました。最後はファンタジーですね。会いに来てくれた広信君。

2020/12/16

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