KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

氷の華 (幻冬舎文庫)

氷の華 (幻冬舎文庫)

氷の華 (幻冬舎文庫)

作家
天野節子
出版社
幻冬舎
発売日
2008-06-27
ISBN
9784344411555
amazonで購入する Kindle版を購入する

氷の華 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

takaC

登場人物の誰の肩を持ちたいか?自分は迷わず恭子だね。最後ちょっと詰めが甘かったけど。

2017/04/04

ユザキ部長

事実の点と結果の点が明白でも結びつきそうで繋がらない。華の犯罪者と地味な刑事の対決に共通する繋がらない謎解き。絶えず緊張の糸が張っていて面白い印象。考え疲れ、虚脱した心を襲うのは、自分自身が殺人者である自覚。お金じゃ買えない幸せに追いつく為の努力が虚しかった。さびしく感じる。

2017/01/12

miyumiyu

おもしろかった!厚さも気にならない、久々の一気読みだった。以前ドラマで見た、米倉涼子が演じた瀬尾恭子は今でも覚えているほど印象的。復讐のための完全犯罪。毛筋ほどのヒントも見逃さないベテラン刑事との頭脳戦は、双方とも見事で目が離せない。金持ちで高慢でプライドの高い女が、最後まで守ったプライド。その姿は冷たくてしたたかで美しい。そして、どうしようもなく哀しくて孤独だ。最初に犯人が分かってる叙述形式なのに、飽きさせないストーリー展開で満足の読み応え。タイトルも秀逸。

2016/10/13

むう

読友さんのレビューで拝見し借りてきた初読み作家さん。長い小説ですが、たいへん上質なミステリーでした♪ 夢中で一気読み、二重三重に仕掛けられた罠、一度解決した事件を追い続ける老刑事の執念…。巻末の解説から、タイトルにも底深い意味が隠されていると納得です^^ 「上質のミステリは、発端から知恵比べが始まります。読者と作者との」(巻末の解説より)。まさに上質、読友さんのお蔭で骨太な作家さんに出会えました☆彡

2017/03/02

アッシュ姉

華やかな容姿に上品な物腰、高慢でプライドが高く勝気な性格。したたかで賢く一筋縄ではいかない悪女を執拗に追う執念のベテラン刑事。取調室に連行されようが刑事相手だろうが、常に優位に立とうとする女の姿勢はぶれない。頭脳を駆使した心理戦は読み応えがあり、最後まで悪女に肩入れして見守った。目撃者や物証など偶然に頼ったご都合主義も目についたが、それを差し引いても良くできたサスペンスで、ドラマ化されたのも納得の面白さだった。他作品も読んでみたい。

2016/10/31

感想・レビューをもっと見る