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瞬 (幻冬舎文庫 か 29-1)

瞬 (幻冬舎文庫 か 29-1)

瞬 (幻冬舎文庫 か 29-1)

作家
河原れん
出版社
幻冬舎
発売日
2010-04-01
ISBN
9784344414747
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瞬 (幻冬舎文庫 か 29-1) / 感想・レビュー

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ちゃんみー

その一瞬で彼は亡くなってしまった。どこにでも居るごくごく普通の、でも、普通はあり得ない、それでも、ありふれた男女のお話です。物悲しいのですが、女性は強いですから頑張っていけるでしょう。小説としては複雑に絡み合う事柄も心情の移り変わりの細かな描写も、そして深みも感じられなく少し残念です。

2014/11/23

hiro

初河原れん作品。先に映画を視たが、映画の舞台が北海道等、設定に多少の違いはあったが、ほぼ原作と同じだった。解説で磯村監督が書いているように、「青春」と「喪失」、「行動」と「再生」の物語なのだろう。泉美が淳一の死という「喪失」から、事故直後の失った記憶を取り戻そうとする「行動」の間の独白の部分が暗くて長い。そして泉美が出かけた出雲で出会った戦争未亡人に死んだ夫と出会ったという坂を教えてもらいそこで「再生」するとラストも、数多ある愛する人の死を扱った恋愛小説を超える感動を残念ながら感じることはできなかった。

2012/05/03

映画が公開する前に原作読んでみました。切ないけど良い話でした。 映画の北川景子キレイ。。彼女の泣く演技はめっちゃグッてきます。 恋愛モノですが謎解いていく感じで、まぁ結果は分かりきった感じのことですが・・・彼女が成長したような、強くなれたように思えて良かったです。

七色一味

読破。バイクに同乗していた時の事故で、恋人を失った主人公泉美。その事故の瞬間の記憶を求めて、カウンセリング先の心療内科で知り合った女性弁護士と事故の記録を探し求めていく──という物語。 でも結局、どんなに周辺の記録を探しだしても、本当の答えは泉美本人の中にあって、それと泉美本人が向き合えるかどうか、そこまでの覚悟があるのかどうかが、物語のキモとなっているのかな。出雲の場面で、胸が熱くなった。

2011/12/19

くろり - しろくろりちよ

ケータイ小説のような、なんだかペラい内容。バイク事故で恋人を亡くして、トラウマで記憶が封印されちゃってたけど、立ち向かったらちゃんと思い出せて、最期まで彼氏は自分のこと想っててくれたんだーってふぅん、と。優しくてキレイな世界だよね、全く。だから何なんだろうと。守ってくれた想いがあるから生きていくの?関係ない。真実から逃げてた方がオカシイだけ。つくづく純愛って嘘ばっかり。

2011/12/11

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