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やわらかな棘 (幻冬舎文庫)

やわらかな棘 (幻冬舎文庫)

やわらかな棘 (幻冬舎文庫)

作家
朝比奈あすか
出版社
幻冬舎
発売日
2014-02-06
ISBN
9784344421455
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やわらかな棘 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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machi☺︎︎゛

連作短編集。朝比奈さんの本は読みやすいけど、内容が深くて濃い。女が心に持っているやわらかな棘をすごく上手に表現してて、強がったり、見栄を張ったり、嘘をついたり、共感できる部分たくさんあった。生きるって面倒くさい。だからみんな一生懸命に生きる。まさにそう思った。

2019/04/18

アッシュ姉

朝比奈さん初読み。公子先生の書評かエッセイがきっかけで読みたいに追加した本、のはず。たしか、きっと、おそらく。すべて忘れて生きていくワタシ。公子先生、間違えてたら申し訳ございません。やわらかな棘、ときにチクチク、ときにグサグサ。グイグイと読み進めて最終話はきつかったけど、どの話も最後にやわらかな光が見えたようで読後感も良かった。他作品も読んでみたい。

2022/01/11

☆ゆう☆

連作短編集。主人公が代われば状況も変わり、状況が変われば写し出される彼女たちへの見方が変わる。心に棘が刺さったまま痛みや苦しみを抱えている彼女たち。あまり直視したくない嫉妬や劣等感のような負の感情や、女性ならではの醜い心理が優しく、けれど時に残酷に、絶妙なさじ加減で描かれていた。冒頭の自分を振った彼氏への復讐の話があまりに強烈で、どうなることかと思ったが、その後は程々にやわらかく、希望がみえそうな終わり方も良かった。ただ、若干物足りなさが残るのは、どうしても最初のインパクトを超えられなかったからだろうか。

2014/05/22

いしかわ

こういう連作短編集は、私達が過ごしている日常や、出会う人々のことを深く考えさせられるから凄く読後感が良い。ミムラさんの解説も、女優なのに文章力が高いので驚いた。私はいつも後書きや解説は読まないけれど、今回は スッと解説に導かれるように読むことが出来た。この物語は、女子がテーマだけれど毒がそれほどなく、タイトル通りの一冊で読みやすい。爽やかな読後感。

2014/09/01

choco

朝比奈さんを読むのは二作目。4つのストーリーがリンクされている小説。わかるなぁ〜、言葉では上手く表現出来ない見えない棘がこの世の中には沢山ある。強いようで弱いひと。弱いようで強いひと。生きるって大変。だけど死んだら今迄の努力が消えてなくなるような気がする。私は棘を抜きながらも刺さった穴を埋めながらも生きたいな。

2015/11/22

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