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盗まれた顔 (幻冬舎文庫)

盗まれた顔 (幻冬舎文庫)

盗まれた顔 (幻冬舎文庫)

作家
羽田圭介
出版社
幻冬舎
発売日
2014-10-09
ISBN
9784344422643
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玉木宏、指名手配犯の顔を記憶する“見当たり捜査員”を熱演! 羽田圭介『盗まれた顔』ドラマ化決定

 サスペンスアクションストーリー「連続ドラマW 盗まれた顔 ~ミアタリ捜査班~」がドラマ放送決定。特報映像も解禁され、「変わった題材だからどんな物語になるか期待」「原作ファンだけど雰囲気でてると思う!」と話題になっている。

 芥川賞作家・羽田圭介が描いたサスペンス小説『盗まれた顔』が原作の同ドラマ。記憶と勘を武器に指名手配犯を捕まえる“見当たり捜査員”白戸崇正は、犯人を探し続ける日々を送っていた。そんなある日、白戸は4年前に死亡した先輩刑事・須波の“顔”を発見してしまう。見間違いだと否定しようとした矢先、白戸は須波にまつわる不可解な事件を耳にする。事件を調べている内にいつしか命を狙われ、公安や中国マフィアも動き出す事態となっていき―。

 主人公の白戸を演じるのは、玉木宏。玉木は同ドラマの内容について、「事件性の怖さが詰まった作品です。誰かを追っていると思っていたらいつのまにか自分が追われている立場にいる…。そんな緊張感に満ちた、今までにない刑事ドラマになるのではないかと思います」とコメントしている。

 また解禁された特報では「見ているのか、見られている…

2018/9/23

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盗まれた顔 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ケイ

デビュー作とも最新作とも、少しエッチな作品たちとも明らかに違う。40に手が届く中年の刑事が主人公。読みながら、これは本当に羽田さんの作品かと表紙を一度見直した。今野敏が堂場瞬一ではないのかと思えるほどの書きっぷり。普通の刑事ではなく、500人もの指名手配犯を記憶し、当てもないまま雑踏の中から探していく様子がすごくリアルだ。何気ないようで物凄く集中してい見ているのに、対象がくると急に視点が弛緩する感じが主人公の横で想像できるのだ。最後の最後まで、手を抜かない小説だった。解説は西加奈子氏。

2015/09/01

優希

面白かったです。「顔」という認識から世の中を洞察したことを書きたかったような気がしました。手配犯の顔を頭に焼き付けて、雑踏の中での手当たり捜査。そのアナログさこそ世間を独自の視点で見ていることだと思いました。捜査の緊張感に気分が昂揚します。様々な視点が織り込まれているので、自分の見ている世界が偏っていることを気づかされます。

2016/04/21

H!deking

見当たり捜査もの。うーん、面白くないことはないんだけど、いかんせん途中が長い。彼女との顛末は逆にもうちょっと膨らませて欲しかったな。結末もわかったようなわからないような。見当たり捜査だとトカジさんの方が好みでしたw

2018/04/21

巨峰

五百人もの顔写真の記憶を手がかりに繁華街の雑踏の中からひたすら指名手配犯を見つけ出すのが仕事の見当たり捜査官たちが主人公。頼れるのは自らの眼と記憶だけ。純文学作家のクライムサスペンスとして中村文則さんの「すり」や高村薫さんの「地を這う虫」あたりを思い出しました。ちょっと話を大きくしすぎとも思いましたが、この小説も、重厚で面白かったです。おすすめ☆

2015/07/20

アッシュ姉

数百人の指名手配犯の写真を覚え、雑踏の中から顔を探す見当たり捜査。記憶と直感を頼りに、ひたすらアンテナに掛かるのを待つ集中力と忍耐力を必要とする任務に興味津々で読み進めたが、来る日も来る日もひたすら街を歩き続け、数か月も無逮捕が続き悶々とする描写が繰り返し出てくるので、だんだん飽きてきてどうにか読み終えました。疲れたゼーゼー。大きな展開もなく、結末も何だかぼんやり。連作短編のように区切りがあったら、読みやすかったかもしれない。少し時間をおいて、次は『黒冷水』にいってみます。

2015/10/15

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