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女心と秋の空 (幻冬舎文庫)

女心と秋の空 (幻冬舎文庫)

女心と秋の空 (幻冬舎文庫)

作家
中谷美紀
出版社
幻冬舎
発売日
2015-08-05
ISBN
9784344423763
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女心と秋の空 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ヒロミ

タイトルとはうらはらに一本筋の通ったハンサムウーマンぶりを感じる中谷美紀さんのエッセイ。全然きまぐれじゃないと思います。凛とした強い意志を感じる。某誌のインタビューで高橋さん訳のヘルマンヘッセがお好きと仰っていた美紀さんだが、語彙が豊富で文章が美しい。紳士物の傘への偏愛や季節の移り変わりの美などが端正な文章で綴られているのを読んでいると白洲正子を彷彿とさせた(演じておられましたね)。カナダでの舞台の話は読み応えがあった。今時めずらしい良い意味で孤高の輝きを放つ女優さんだ。

2015/09/01

秋の始まりに、息抜きがてらよみました。震災を機に日本文化への思いをよりつよくした中谷さん。彼女、竹を割ったような性格をしておいでで、聡明な女性でありながら、意外と男っぽいところがあると思いました。白洲正子を演じるために、能のお稽古を一年間なさっていたことや、落款印をご所望でおつくりになったこと、わたしも仕事がら身近な、志村ふくみ先生や赤木明登先生、川瀬敏郎先生らと交流がおありだったことなど、新たな発見に一層、親近感がわきました。女優さんのエッセイをよむと、人間味がよく伝わって、敷居がひくまるからいいなあ。

2015/09/01

masako

以前から興味ある女優さんの中谷美紀さん。寝る前にちょこちょこ読んでた。言葉の綺麗さが心地良く、読みながらいつの間にか眠ってた事も多々あり。日常の事、1人3役の舞台「猟銃」、日本文化と日本への思い。時々出てくる辛辣な言葉も面白く、自分を過大評価せず、筋の通った方だなと思った。

2016/01/07

yuhwen

読んでると何故がすっと背中が伸びる感じ。和を大事にしておられる。そしてストイックな生活。日々の生活を大事にせねば⭐⭐⭐⭐病院用

2016/12/28

ふい

自然や手仕事の賛美やこころとからだのつながりのことを書いているところは,小川糸さんの「糸通信」と共通する。しかし文章がすこし硬い。舞台への準備の話はこの人にしか書けないオリジナリティー溢れててよかった。お風呂読みにはなかなかいい1冊でした。

2015/09/20

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