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大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)

大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)

大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)

作家
森沢明夫
出版社
幻冬舎
発売日
2015-08-05
ISBN
9784344423800
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大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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小梅

読友さん多数がオススメしていて買ったのに、長らく積んだままになってました。何でもっと早く読まなかったのだろう!凄く良かった〜ゴンママ最高!阿吽では号泣。四海さんの章でも涙腺崩壊。読後の余韻が良い素晴らしい作品でした。世間の話題本より読友さんの評価で判断すればハズレはない事を再確認しました。ガラケーからアクセスできなくなる時に退会した読友の文句有蔵さんも高評価していた作品だったな…と思い出しました。文句さん元気かな…

2017/03/06

しんごろ

森沢明夫作品は、温かく優しい小説の宝庫ですね。この作品もすごく良かったです。随所で目頭が熱くなったよ。(ただ単に涙腺が弱い 笑)今を生きる素晴らしさと知恵をたっぷりいただきました。それにしてもゴンママとカオリちゃんのカクテルの知識がすごい!『スナックひばり』に行ってみたいなあ。心身疲れた時に元気をもらいに行くのもいいし、友と一緒に飲んで楽しむのもいいですよね。ただゴンママのウインクは怖いかも…。生きるうえでの気づきもくれた素敵な作品でした。【平成ラストの読了本】

2019/04/30

ろくせい@やまもとかねよし

人間として生きることに希望と幸福を感じさせる一冊。場末のスナックとスポーツジムを舞台に、さまざまな世代の6名それぞれの利他的おもいやりが綴られる。筋肉トレーニングやカクテルを用いて、それぞれの悩みや問題をさらりと描写。他人からのおもいやりは人間の自己を変え、その未来をも変えていく。そんな未来も白や黒ではなく曖昧なグレーであり、そのことこそが幸福だと表現するか。利他的おもいやりの世代間ギャップも上手く取り入れながら、世代を超えて同じような印象を与える。そんな森沢さんの本書筋立てに感服した。

2019/06/29

yoshida

スポーツジムとゴンママの経営する「スナックひばり」に集う人々を描く連作短編集。人それぞれに悩みや重い過去がある。そこから、明日へ未来へ向かって踏み出す背中を「スナックひばり」とゴンママが押してくれる。ゴンママにもマイノリティゆえの孤独への不安がある。ゴンママに助けられた常連さん達の優しさにより、ゴンママも救いを見つける。悩みや後悔は人生に尽きないが、そこを乗り越えるのに誰かの助けがあると幸いである。人は死ぬ時は一人だし、自分の人生の責任は自分でとる。ただし心の寄る辺の有無で人生の生きやすさは変わる。良作。

2017/09/07

ソルティ

これはいい!人情に溢れるいい話!登場人物達、過去があったり弱い部分があったりするけど、ジムの愉快な仲間たちと一緒にいることやゴンママの言葉で、状況を変える勇気を踏み出せるんですよね。悪い人が誰も出てこない、愛すべきキャラばかり。そして結構泣ける!とても癒された。こんな仲間に囲まれていたいなぁ〜。「(前略)言葉ってのはね、大事なことほど小声でささやくものなの。その方が相手の心の奥にまでしっかり届くんだから。(後略)」「夢はね、かならず叶えなくちゃ駄目なの。叶えるとね、アラ不思議、あなたの過去が変わるのよ」

2019/11/24

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