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望遠ニッポン見聞録 (幻冬舎文庫)

望遠ニッポン見聞録 (幻冬舎文庫)

望遠ニッポン見聞録 (幻冬舎文庫)

作家
ヤマザキマリ
出版社
幻冬舎
発売日
2015-08-05
ISBN
9784344423817
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望遠ニッポン見聞録 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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つねじろう

先日NHKでミラノ万博を紹介してる番組に出ていてイタリアの観衆にいきなりイタリア語でスラスラ挨拶を始めた。その自然体な姿がエラくかっこ良かった。この本でそのユニークな生い立ちや家庭環境が分かってナルホドと思った。いやあ音楽家のお母さん素敵だわ。そう言う意味では視点が違うし日本人的感性と志向をたっぷり持ちつつ外国人的な客観性と目線で、それこそ平い顔の国の文化を眺めて再発見や再評価を熱く語る。ぽっとん便所の話やベルルスコーニの話、歯医者の話が笑える。こんな地球人的日本人が増えると楽しいだろうなぁって思った。

2015/08/30

きむこ

『テルマエロマエ』の原作者のエッセイ集。テレビでお見かけした時にそのバイタリティー溢れる行動となかなか鋭い発言がとても気持ちよく好印象だった。「日本だけが世界でない」と親から言われて育ち、10代でイタリアに渡りその後もいろんな国に住み、現在はアメリカでイタリア人の旦那様と暮らす彼女の外から見た日本論。なるほどね〜と頷いたりビックリしたりククッと笑ったり。欧米人はしゃがまないのね(^_^;)サクサク読めて大変面白かったです★4

2015/10/03

佐島楓

面白かった! 何度か声を上げて笑ってしまいました。海外生活が長いヤマザキさんならではの視点。外国で暮らすからこそ意識せざるを得ない日本人としての自分。その距離感がとてもクールな印象を受けました。比較文化論としても、何も考えずに読んでもとても楽しいエッセイです。

2015/10/11

たま

2012年単行本、15年文庫。1980年代、海外に行く日本人が増え、海外事情や彼我の比較の本がたくさん出版された。当時その手の本をずいぶん読んだが、それ以来久しぶりのような気がする。「巨大化するおっぱいMANGA」「平和の仮面を被ったちょっとした犯罪国」など面白いトピックがたくさん。ただ頁数が少なくて、ヤマザキさんの豊富な海外経験に基づく複雑な思考を展開しきれていない憾みがあるような。縁側の先のぽっとん便所は経験した世代には懐かしく(?)、白い歯は『陰影礼賛』にもある。誰かとおしゃべりしたくなる本である。

2022/12/16

coco

ヤマザキマリさんのエッセイ。色々なお国の事情も垣間見ることができ、興味深く、面白く読みました。挿絵も面白い。そういう見方もあるのかと驚くこともあれば、思わず笑ってしまうこともあったり、いろいろ。ヤマザキさんの各国での体験談も強烈。

2015/09/11

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