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私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)

私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)

私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)

作家
宮台真司
出版社
幻冬舎
発売日
2017-04-11
ISBN
9784344426009
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私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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しゅん

新しい論考から時間軸をさかのぼっていくスタイルは何故選ばれたのだろう。おそらく、それは3.11で日本が決定的に変わったという通説を否定するためだ。ひどい災害と原発事故を経ても、問題は変わらず残っている。むしろ基本路線はそのままで事態はよりひどくなっているのだ。あらゆる事象を包括的・敷衍的に論じるために、散漫な印象を抱くかもしれないが、実際には何度も同じことを繰り返し述べている本だと思う。つまり、エリーティズムにもポピュリズムにも陥らない道を探ること。その一点への突破を目標に掲げている点で、信頼に値する。

2017/10/15

ミエル

著者の構成力に疑問が…。全般的に風呂敷を広げ過ぎた印象。これでは正しく主題を掴むのに苦労する人続出じゃないかと思う。とにかく、生きる上では学ぶこと考える事をやめるな、ということだけは納得。 ただ、ゴーギャンの装丁は素敵なんだけどね。完全にジャケ買いなのでまあいいか。

2017/10/11

冬佳彰

うーん、何だかモヤモヤしつつ、読了。途中の、オタク系からナンパ系とかの都市ローカル的論説部分は(それを普遍化する作業なんだろうが)、かなり興味がなく、結構、苦労しながら読み進んだ。本書にナニを求めるかにもよるが、「なんかな、後出しジャンケン的な論だな」とか失敬なことも思いつつ。まあ社会学に後出しジャンケン以外のものを求めるのは筋違いだろうと言う話もあるかなあ。無論、途中、激しく肯く箇所もあり、着地点は一体、何だったんだろう?と言う疑問も残りつつ、着地点なんか生きた現実世界にはないのね、などとも。

2020/02/24

ジュンコ

エネルギーを使う読書。要再読。

2017/04/17

koke

再読。民主制は誤るが、他の体制は論外。ゆえに行政を事後的にチェックすることが欠かせない。しかし人々は脆弱な自己のメンテナンスに汲々としている(そうなってしまう構造的な理由がある)。処方箋は共同体への参加と包摂。そのプロセスを開始させるためにエリートが要請される。このこととエリート支配やリバタリアンパターナリズムとの距離は微妙だと思う。微妙だが大事だ。そして今、コロナで専門家システムの存在感は増したが陰謀論も広まった。手遅れでしょうか先生、と聞きたい気分だ(「お前がやれ」と言われるんだろうな)。

2022/09/09

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