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がらくた屋と月の夜話 (幻冬舎文庫)

がらくた屋と月の夜話 (幻冬舎文庫)

がらくた屋と月の夜話 (幻冬舎文庫)

作家
谷瑞恵
出版社
幻冬舎
発売日
2017-11-09
ISBN
9784344426696
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がらくた屋と月の夜話 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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夜の公園で、がらくたとそれにまつわる物語を売る骨董品屋。静かに語られる「物語」は少し切なくて、優しく温かい。読んでいるうちに日常に疲れて固く強張っていたこちらの心も解かれるよう。たとえがらくただとしても、本物ではなくても、それを必要とする人にとってはとても大事な物。物がありふれている今の時代、新しい物はいくらでも手に入るからこそ、本当に替えのきかないような大切な物を見失わないようにしたいなと思う。少しずつ近づいていく主人公つき子と天地の関係も良かったけれど、この先も気になるので続きが出てくれると嬉しいな。

2018/03/08

たるき( ´ ▽ ` )ノ

とても良かった!ひっそりと静かで、穏やかに心を照らしてくれる、月のイメージがぴったりな作品。ブロカントという言葉は初めて聞いたが、その響きが更に作品にあたたかさを与えていると思った。読んで正解だった(*´∇`*)

2018/04/14

吊り太郎

思い出の時修理しますの著者で、気になり購入しました!! 他人には、がらくたに見えても落とし物をした当事者の目線では、その物に対する様々な人間模様・思い出があり価値がある物である。物をただ売るのではなく、その物が辿って来た歴史、秘められた物語は一緒に購入する事で意味を持つ。 思い出の時修理します。の様にシリーズ化するのか?気になりますね!つき子と天地の関係が中途半端で、、やっぱりシリーズ化ないですよね( ノД`)…

2018/02/06

たるき( ´ ▽ ` )ノ

再読。内容をすっかり忘れていた!童話のような雰囲気だけど、最後はかなりヘビーな印象。でも月の光のような、静かな優しさを感じられた。

2021/06/13

ありす

物に宿った人々の想い。それは暖かく、切なく、時に胸をグッと掴まれたように苦しくなる物語。とてもとても素敵な作品でした。もっとこの世界に浸っていたい読後感です。物を大切にする想いは勿論、物から旅立つ人の想いに心打たれました。

2019/12/03

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