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告知 (幻冬舎文庫)

告知 (幻冬舎文庫)

告知 (幻冬舎文庫)

作家
久坂部羊
出版社
幻冬舎
発売日
2018-10-10
ISBN
9784344427914
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告知 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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nobby

生きる意味、命の価値は誰が決めるのだろう…在宅診療専門あすなろクリニックが舞台の短編に描かれる終末期医療の様子が切なく終始涙浮かべて読んだ。末期がんに加えてエンジェルケア・認知症・ALSと、20年近く高齢者介護に携わる自分には生々しくいろんな人達の姿が目に浮かぶ…死が近付くという恐怖や壮絶な辛苦からの解放また奇跡的な治癒へすがる想い、少しでも見識ある面々からすれば陳腐にも感じる言動も必死さから生まれている。誰もが微笑ましく送り出せる正解などない…寂しさ噛みしめ慰めながら受け止めることしか出来ないのだから…

2018/12/29

モルク

「いつかあなたも」が単行本となって改題されたものだった。ほとんど忘れていて、途中からやっと既視感があり、以前読んでいたということに気づかなかったことにショック!再読ということになるが、やはり心を打つ。見過ごすことのできない在宅医療現場の様子。介護、看護をする人される人の本音。病気を治すのではなく見つめて支える在宅医療の実態が垣間見れた。

2019/07/21

まこみん

在宅医療専門の看護師の視点で、治る見込みのない患者に接する葛藤の日々を取り上げている。一気に読んで正直、気持ちが落ち込む。これが現実。一話の湯灌作業の描写では、きびきびと処置をする看護師の大変な一連の作業にびっくりし、又、最期迄患者に対する気遣いに心を打たれた。精神を病んだ若い女性患者の話、患者が医者を受け付けなくなって転々と担当医を代え入退院を繰り返す。患者と医者のどちらも報われない。ラストの話「セカンド・ベスト」は安楽死問題。ドラマと違って予定調和とはいかない。どれも久坂部さんならではの話だった。

2019/12/20

アッシュ姉

在宅医療に従事していた久坂部さんの体験をもとにした連作集。終末期で入院治療の効果が認められない場合や最期を家で迎えたいなど、回復の可能性がないケースがほとんどの在宅医療の現場は患者との距離が近いだけでなく、家族へのフォローや対応に追われることも多い。たとえ治る見込みのない場合でも、丁寧に真摯に向き合う医師と看護師の姿勢に頭が下がる。実際にみてきたからこそ知る辛く厳しい現実も書かれているが、優しさに加えてどこかほのぼのとした先生の人柄が温かく、悲壮感を和らげている。それでも最終話は目を真っ赤にして読んだ。→

2019/03/19

milk tea

短編なのに短編と感じさせないものがあった。医療は進化してきても最期は皆同じ。終末期に自分の意思を伝えることが出来たならどうするだろうと考える時間を頂くきっかけを作ってもらったように思えた。

2019/11/28

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