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殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)

殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)

殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫)

作家
小林泰三
出版社
幻冬舎
発売日
2018-10-10
ISBN
9784344427921
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殺人鬼にまつわる備忘録 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

前向性健忘症により記憶が数十分しか持たない男VS他人の記憶を改変できる殺人鬼の死闘を描いた小説。記憶を保てない状況の中で、どうやって殺人鬼と渡りあっていくのか!?その類いまれな推理力と病気の融合が生みだした奇跡の顛末とは…。常識外の設定は良い意味で分かりやすく、そして解りづらい!そんなヤスミンの遊び心にまたしても楽しませてもらった。読後は絶対に気になるだろう最後の一行…。いや、どういう事なんだ?結局あそこまで頁を遡るも…。はぁ~、この記憶を読書前まで消して、またゼロの状態から再読したい!

2023/11/25

H!deking

記憶が数十分しかもたない記憶障害の主人公と、他人の記憶を上書き出来るゲス殺人鬼の対決といったところでしょうか。いやー面白かった!

2020/10/18

HANA

前向性健忘症で記憶が数十分しかもたない主人公、記録するためのノートには「今、自分は殺人鬼と戦っている」の文字が…。読み始めた時は映画『メメント』の二番煎じかと思ったけど、いやコレ凄いわ。ネタバレになるので詳しくは書けないけど、殺人鬼との闘いが記憶に関するものなので彼と出会ってからの緊張感が只事ではない。一見弱点なのが逆に武器になったり、信用できない記憶を如何に記録するかという緊張感が常に付きまとい。虚々実々の駆け引きから目が離せない。一部すっきりしない部分もあるけど、一気読みさせられる一冊でした。

2022/02/18

とろこ

うむ…。前向性健忘症で、記憶を数十分しか保てない男vs他人の記憶を改ざんできる超能力を持った殺人鬼。一歩間違えればバカミスになりそうな設定である。主人公の障害ゆえ、同じ文章や会話が繰り返される。その為、時々イライラした。しかし、殺人鬼と主人公がどう戦ってゆくのか、その展開は面白かった。ラストに疑問が残るが、作者の他の作品も読めば理解できるのだろうか。

2018/12/11

ま~くん

小説でこれ迄見てきたどの凶悪な殺人鬼よりも性質が悪く、胸糞悪い下衆な犯人だった。記憶が数十分しか持たない主人公田村二吉と相手に触れて言葉を聞かせれば立ち所に記憶を改竄出来る特殊能力を持つ殺人鬼雲英光男。駅で肩がぶつかった人を線路に叩き落とし、街ですれ違ったイイ女は全て暴行、揚句殺してしまう。だが目撃者の記憶は全て改竄し、本人は雲隠れ。殺した人数は100人超。二吉が雲英とどう対決するのか、そして雲英にどんな酷い結末が待っているのかとワクワクしながら一気読み。目撃者不在の犯罪を如何に立証するか。二吉に幸あれ!

2022/08/26

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