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キラキラ共和国 (幻冬舎文庫)

キラキラ共和国 (幻冬舎文庫)

キラキラ共和国 (幻冬舎文庫)

作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2019-08-06
ISBN
9784344428805
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キラキラ共和国 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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さてさて

続編ということもあって、作品冒頭から一気に作品世界に没入できる喜び、奥深い代書の世界に触れることのできる歓び、そしてあまりに美しい言葉が紡ぐ作品世界と戯れることのできる悦びに、なんて幸せな読書なんだろう、と恍惚となった至福の時間でした。「ツバキ文具店」、そして「キラキラ共和国」。しみじみと、いいなあ、この作品たち。ただただ、そう感じました。 小川さん、幸せな時間をありがとうございました。

2020/10/05

mae.dat

人と人、人と物事との間に存在する、細やかな幸せと言うか悦びをキャッチする能力高い。それが各人の為人を上手く浮かび上がらせますね。レディ・ババさん(꒪ω꒪υ)。また、凄いキャラが出て来ました。自分、と言うか、母の血を後世に残してはならないと縛りを課すの、とても厳しい。それくらい強烈なキャラで、鳩子の深層に刻み込まれたけど、一体何だったのでしょうね。最後は感謝“は”できるって。前妻さんへの手紙締めは良かったですが、離婚したい奥さんと、したくない旦那さんはどうなったのかな? 男爵の健康と余命も心配なままです。

2022/12/02

kanegon69@凍結中

前作以上に感情移入できた素晴らしい作品でした。今作は代書屋としての描写よりも、家族というものを少しずつ少しずつ大切に味わっていく彼女のひたむきで優しくて真っすぐな思いに心を打たれました。QPちゃんへの溢れんばかりの愛情、ミツローさん、亡き美雪さんへの想い、胸がつまり涙がこぼれてしまう場面が多数ありました。こんな風に人を大切に想えるのは、やはり先代の想いも通じたからなのかもしれない。人は失ってからその大切さに気づく。でも失わない事なんて誰にもできない。だから心の中でキラキラとつぶやき今を大切にしたいと思う。

2020/08/02

けいご

この作品に川端康成が出てくると聞いて再読★前回読んだ時には川端康成が誰なのか知らなくて気がつかなかったからもっかい読み直しました★あえてどの辺に出てくるのか探さずに最初から読み直したんだけれど、だいぶ後半だったのねw人生の波に抗っている時は辛い事も悲しい事も骨身に染みるけれど、思い切って受け入れてしまえばそれらさえ楽しみに変えられるかもね?っと相変わらずそう思わせてくれる1冊でした★

2022/01/19

むさし

今作も「ツバキ文具店」同様に実際の手紙が載せてありイメージが浮かびやすくストーリーをいっそう引き立ててくれています。お馴染みの個性豊かな登場人物たちも勢揃い。鳩子の新しい人生のはじまりを感じさせるまさにキラキラした優しい物語です。QPちゃんが筆のお稽古で丸を書く練習をしているとき、丸の中に顔を書いちゃったシーンが個人的には今回のベストほっこり賞でした!

2022/03/16

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