日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない (幻冬舎文庫)
日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
まさひろ
来月の猫町UGオンライン読書会を前に(単行本から数えると)4度目の読了。 やっぱり良い本だなぁ。既婚女性の友人にもぜひ読んでもらいたい。
2020/05/28
アイロニカ
こういう本が“性事学”なのかな、と。セックスに向かう昂り≒発情は、言うなれば文化的な物語による助走である。世俗的に言えば“幸せな恋愛結婚”に至るセックスであろうか。そして現代ではそのシステムが危険で面倒なものとして忌避されつつある。侮辱と被虐、支配と従属が性欲のスイッチとなってきた背景があり、それが遊びの空間に止まらず自己や関係を縛るとメンヘラになってしまう。男による萌えが軽蔑的な支配欲ではなく「憧れと性欲」の混じった敬意ある欲望という解釈にはなるほどと思いつつ、ちょっと都合良くはないかと懐疑的にもなる。
2020/05/06
miyako
たとえば、発言者の知人のエピソードが、匿名化されて一般化されると、途端にその人物がグロテスクになってしまって、それが耐え難く感じるので、読み辛く思う部分もありました。でも、男性も女性もその役割の思い込みから解放され、「地道に楽しく健康な変態」、「思いやりのある優しい変態」の視点を得られるような世界を夢見る言葉には共感します。「自分に刻みつけられてしまった被害者意識について真面目」にならないことの必要性を感じました。
2021/01/19
辻本 敏久
とりあえずしたい。
2020/04/12
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