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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして (幻冬舎文庫)

わたしたちは銀のフォークと薬を手にして (幻冬舎文庫)

わたしたちは銀のフォークと薬を手にして (幻冬舎文庫)

作家
島本理生
出版社
幻冬舎
発売日
2020-04-08
ISBN
9784344429666
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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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おかむー

こんなに柔らかい島本理生もあるのか。ヒリヒリするような傷だらけのココロに血をにじませる島本節からカドが取れたというか棘が抜けたというか…うーむ違うな。堪えに堪えて結局は全力で飛び込んでダメージをうけていたのが過去の島本作品でしたが、今作では傷つくことを恐れながらいい意味でパートナーとの間合いを測りながら少しづつ距離を縮めてゆくヒロイン・知世と、サブストーリーでは知世の友や妹がココロの在り処に折り合いをつけてゆく。危うそうでも衝突なくハッピーエンドとなるのも島本作品では異例ですね。『よくできました』。

2020/07/19

エドワード

銀の匙をくわえて生まれて来ても、幸福かどうか、生きてみなければわからない。最近の島本理生さんは攻めて来るな。OLの知世が出会った椎名。年が離れた男女のデートは、音楽や映画ではなく食と旅へ向かう。しかも椎名にはエイズという持病があった。江ノ島、大阪、大井川鉄道。愉楽の極みから奈落の底まで、落差の激しい二人の恋を誰が止められよう。結婚相談所に通う藤島茉奈。バーで戦う飯田真澄。二人の親友も恋と結婚に悩む同士だ。「どこへも行ける孤独だってあるだろう。だけど、どこへも行けない孤独だってあるのだ。」至言だ。

2020/05/05

misa*

大好きな島本さんの作品。単行本で一度読んでいたけど、手元に欲しくて文庫を。とっても大人で優しい椎名さんと、おっとりしていそうで芯は強い知世。二人の微妙な距離が少しずつ近づくにつれて、脆さや弱さが見え隠れしつつもお互いを大切に想える絆がとっても好き。そして何よりも美味しそうな食べ物の数々と、旅先の描写がたまらなく楽しい。心地良い距離感でいられて、美味しい物を二人で美味しいと言えるって、本当に幸せだ。まさにこれがあったからこそ、今あたしは夫婦でいるような気がする。本当に素敵な一冊だ。

2020/05/03

さおり

読メを始める少し前のこと、いろいろあって私といても夫は幸せになれないと思い、別れを切り出すつもりで「何で私と結婚したの?」と聞きました。そしたら夫は「自分が何もしなくても、勝手に幸せになってくれると思ったから」だと。あぁ、安定のクズっぷり。もう、脱力するし笑えてくるし、夫の幸せとか気にするのやめたよね。そんな、過去の自分を思い出しました。あまりにもすてきな本で、しかも島本さんを読んだときのいつもの、ぐるぐる。最高な読書時間。なのにこの感想!好みの本であればあるほど、良い感想って書けんよね(言い訳)。

2020/08/27

Shoji

結構重たいテーマにも関わらず、爽やかな感じのする恋愛小説。不倫、バツあり、歳の差、まだまだ偏見の目で見られる難病と色々詰まっています。それらを許容し結ばれる二人。相手をリスペクトすることの大切さを改めて思い知りました。

2020/04/15

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