コンサバター 大英博物館の天才修復士 (幻冬舎文庫)
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コンサバター 大英博物館の天才修復士 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
シナモン
天才修復士スギモトと助手の晴香が挑むアートミステリー。大英博物館の膨大なコレクションと収集方法には驚いた。悲しかったけどこれが現実なんだな。機能だけではなく遊びの部分に力を入れる和時計、空のミイラの棺におさめられたお金の謎、北斎の「グレート.ウェーブ」の真贋…大英博物館の裏側、イギリスの空気感も感じられて楽しめました。続きも読んでます。面白いです。
2021/03/22
nobby
うーん、個人的に大英博物館という舞台への期待が強かっただけに、思いのほか周囲の事象や人物の謎解きでの帰結がちょっと薄く感じられて残念…石版に和時計にミイラに北斎浮世絵と多岐にわたる題材はスゴく魅力的!そこに天才修復士登場となれば、もっと美術品そのものを掘り下げて欲しかった… 暗号やメッセージ受けての探索は好みだが、一方的な解明やブツ切りで唐突な解決で一時停止するのがスッキリしない…「文化が衰退すると、世界はどうなると思いますか。 」ずっとアートに面白さ追い続ける作者だからこそ説得力ある言葉が勿体ないかな…
2020/12/23
よむよむ
著者初読み。世界最古で最大の大英博物館を舞台に、天才的な審美眼と修復技術を持つ修復士スギモトが美術品に纏わる謎を解いていく。ライトな本書だが、スギモトの元に舞い込む謎はパルテノン神殿の石板や和時計、ミイラの木棺、北斎の浮世絵と実在する美術品に関するもので、PCで見ながら読み進めワクワクした。更に大英博物館の裏話や膨大なコレクションの管理、専門の修復士たちの作業と、話の本筋とは別に興味深い話も多く面白かった。続編もありそうな終わり方だったので次も楽しみだ。
2020/08/16
しゅてふぁん
大英博物館の天才修復士スギモトとその助手晴香が実在の美術品にまつわる謎を解く物語。パルテノン神殿の石板、和時計、ミイラの木棺と国もジャンルも様々で飽きないし、作品の舞台がロンドンということで旅気分も楽しめた。普段から美術には縁遠くさほど興味がある分野でもないけど、たまにその世界を垣間見るのは楽しい。
2021/01/17
Makoto Yamamoto
大英博物館でその膨大なコレクションを管理するアシスタント修復士の晴香と上司の修復士、ケント・スギモトが主役。 4つの短編からなり、パルテノン神殿、和時計、ミイラ、北斎がキーワードで話が進むミステリ。 最終段で次への展開が期待される状況の表現があり、期待したい。
2021/05/04
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