辻宮朔の心裏と真理 (幻冬舎文庫)
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辻宮朔の心裏と真理 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
よっち
遠野が米国の吸血種関連問題対策室に勤めて早五年。再び日本で被害者全員が吸血種という不可解な連続殺人が発生し、遠野と朱里が来日する第二弾。簡単に死なないはずの吸血種が殺された理由と方法。そこに見え隠れする七年前に忽然と姿を消したカリスマ吸血種・ユエの存在。吸血種となってから朱里と同じ対策室に勤務して隣の部屋に住むようになって、何事も朱里のこと優先で物事を考える遠野の発想が凄まじいというかヤバいなあと感心してしまいましたが、事件の構図自体は意外とシンプルで、出番は少なかった朔も思わぬ一面が見れて良かったです。
2020/11/08
坂城 弥生
タイトル的に朔の目線の話を期待していたのに、遠野目線のその後の話でちょっとガッカリ…正直遠野が苦手なので。だってまんまストーカーなんだもん、今回も結構気持ち悪い感じだった。
2020/10/23
タカギ
少ない! 朔の出番が少ないよ! 『花宮遠野の恋と故意』と対になる朔側の話かと思っていたら、7年の時は流れても、主人公は変わらず遠野だった。キャラクターの魅力が重要なシリーズだと思うんだけど、朔、綾女、碧生が不在となり、前作に比べて単純に数が少ない。遠野と朱里は嫌いじゃないけど、同じ場面を繰り返しているというか、ツッコミがいないのでキレがない。あとまあ、〈吸血種〉になることってメリットしか感じないのは私だけ? 怪我にも病気にも強くなって、若さを保っていられる。仲間も作れる。デメリットもあるべきだと思うな~。
2020/11/06
coco夏ko10角
第2弾。前作ラストから約7年、日本で被害者が吸血種という連続殺人事件が起こり…。遠野が相変わらず、こういうキャラはぶれない方がいいからね。朔の出番は少ないけど濃くていいわ。終盤色々明らかに、面白い。朔の始まりの物語見てみたいなぁ。
2021/10/29
みどり
朔(ユエ)の凱旋。 ラストの形にはちょっと驚いたけれど、朔の子が3人になって嬉しい。 恋する吸血種シリーズってネーミングセンスはどうかと思うけど、間違ってはいないので、ちょっと苦笑。 これはこれで2冊で完結してもいいし、まだ続いてもいいな、とは思う。もし続くなら朔がそうなった理由がしりたいね。途中経過についてはこの巻である程度わかるから。
2020/10/17
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