人類滅亡小説 (幻冬舎文庫)
ジャンル
人類滅亡小説 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
スカラベ
尽きることのない世界終末論。本書では、ある突飛な自然現象を機に人類滅亡のカウントダウンが始まる。その時人は何を想いどんな行動をとるのかを本の厚みとともに圧倒的な迫力で描ききる。シェルターにはAIに選ばれたものしか入れないという点では映画『ディープ・インパクト』を、最後の人類の遥かな行く末にはクラークの小説「幼年期の終わり」を想起させられた。希望を絶たれ追い詰められた人たちが取る行動に自身をあてはめつつ、壮大な物語の果てに、終章<神話>に辿り着いた時、読者は人類滅亡《小説》というタイトルの意味を知る。
2020/11/19
Junichi Yamaguchi
『人類、滅亡しちゃうんだ』… とてもスケールの大きい作品。 未来が見えなくなったとき、僕は未来を探すことが出来るだろうか? 読了が近づくにつれて、頭の中で鳴り響いたBGMは「MICHELLE」の「GIRL FRIEND」。 最期まで、ぶっとんでいたいね。 声が枯れても「 I LOVE YOU」って叫びながらさ。。
2021/01/02
terukravitz
★★★★☆
2021/05/08
君島 嵐士
空に浮かぶ赤い塊。 その正体は、周囲の酸素を吸収生物を死滅させるもの。 助かるには、塊の中に入らないこと。 そのために巨大なシェルターを建築する。 しかし、そこには選ばれた者しか入れない。 それをめぐり、さまざまな人物の内面が浮き彫りになる。 最初は、なかなか感動する面もあったが結末近くなったら、ドロドロだった。
2020/12/16
ジャガラモガラ
とても読み易く一気に読了した。所々に賢い子供と馬鹿な大人の構図があり、そこは読み辛かった。科学技術に対する詳しい知識が無ければ納得出来る整合性がありリアリティがあった。続編でミカヅキIIの中での物語があれば読んでみたい。無ければ789年の歴史を自分で想像するしかない
2023/01/15
感想・レビューをもっと見る