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四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫)

四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫)

四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫)

作家
垣谷美雨
出版社
幻冬舎
発売日
2021-02-04
ISBN
9784344430570
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「四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫)」のおすすめレビュー

彼女持ちの12歳年下イケメンの子供を妊娠! 四十歳で未婚出産はありかなしか

『四十歳、未婚出産』(垣谷美雨/幻冬舎)

 テレビドラマ化した『結婚相手は抽選で』、タイトルがすでにリアルな声になっている『姑の遺品整理は、迷惑です』(ともに双葉社)など、世の中を鋭くとらえ、ユーモラスに描き出す小説家・垣谷美雨さん。そんな彼女による、現代の女性に向けたエールのような作品がある。『四十歳、未婚出産』(垣谷美雨/幻冬舎)だ。

 旅行代理店で働く宮村優子は、この冬で40歳。企画部に所属して17年、年若い部下を見ていると上司との不倫に費やしてしまった20代後半を思い出すけれど、現在はその相手とも別れ、仕事に邁進する日々だ。ところが優子は、その年若い部下──28歳のイケメン・水野匠と、団体ツアーの下見に訪れたカンボジアで、うっかり男女の関係になってしまう。

 結果、妊娠検査薬の反応は陽性、産婦人科でも「八週目に入ったところです」。若く美しい恋人がいる水野を苦しめる気はさらさらないし、問題の夜は酔っ払っていたとはいえ、合意の上で及んだ行為だ。被害者面をするどころか、ひさしぶりに触れた男の肌を思い出すたびに頬が熱くなる。

このまま何も言わずに、こっ…

2019/6/17

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四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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H!deking

うーん、なるほど、なるほど。これは男性と女性じゃ見方が違うだろうけど、いろいろ考えさせられるお話ではありました。どちらにたいしてもイライラするとこはあるけど展開が気になって一気読みでした。

2021/09/13

M

垣谷さんの小説はほとんど読んでいますが、これもまた、日本は未婚出産女性に厳しいという系統の社会悪をオーバーに見せつけて読者をたいがい苛立たせたあとスカッとするパターン。勧善懲悪にも似つつ、ひとつ気になるのが、必ずや、この人ありきだよねというスーパーフレキシブルかフィクサー的キャラが登場して、その人のおかげでハッピーエンドが成り立つというか、ふつうこんな便利な人いないから!となる。あたかも自力で立ち直りました、勝ち取りました風だけど、現実に元気をもらうには取って付けたように出来過ぎていて物足りないかな。

2021/03/24

布遊

タイトルだけだったら読まなかったかもしれないが、友人押しで読んでみた。想像した内容より面白く、読んで良かった。優子はお寺におさまるのだろうか?凡庸は奇特な人。水野と顔が似ているから、真実が分からないまま終わるのだろうか?水野が齢を重ね、どういった心境になっていくか?続きを読んでみたい。

2022/03/22

tamami

昨日読了した『子育て罰』の内容が、何か数字の羅列と理屈に終始している印象があり、現代の子育ての実際に関わる家族や社会のあり方をもっと知りたい、との思いで本書を手に取る。四十歳目前で思わぬ妊娠に揺れる主人公優子が、一人での出産・育児を決意するところから物語は始まる。作家は、主人公が直面する様々な障害、周囲の無理解・誤解を、手練れな筆で淀みなく描き出していき、いつしか主人公に自己投影をし、エールを贈っている自分を発見する。小説という形ながら、数字によるファクトよりも余程リアリティーがあり、店頭で何気なく手にし

2021/07/22

ぽろん

子供には罪はないだけに、軽はずみに思うのは、私も古いタイプの人間なんだろうか。ちょっとご都合主義的に思えて、共感出来なかったなあ。

2021/05/31

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