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ブランケット・ブルームの星型乗車券 (幻冬舎文庫)

ブランケット・ブルームの星型乗車券 (幻冬舎文庫)

ブランケット・ブルームの星型乗車券 (幻冬舎文庫)

作家
吉田篤弘
出版社
幻冬舎
発売日
2021-04-08
ISBN
9784344430839
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ブランケット・ブルームの星型乗車券 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

「ブランケット・シティ」に行きたくなる本。あの安野光雅さんの本にちょっと似た感触もあるが、徹底して日本の日常から遠ざかって、架空の、とにかくここではない町に連れて行ってくれる。なんだか心まで洗濯してくれたみたいだ。読書に疲れた目にもやさしい、黒地に線画のイラストページとあいまって、洗練された都会生活を思わせる。物語のようなエッセイのような、不思議な世界からの通信がはさみこまれる。ラストにある、デイリー・ブランケット紙のコピー? の仕掛けがほほえましい。架空の町を作り上げるなら、ここまで芸が細かくないとね。

2022/11/09

まさ

吉田篤弘さんの架空コラム集。1つ1つが短いのですぐに読めるのだけど、想像が広がるのでたっぷりと楽しめる。読みながらそうそう~と現実にあるように思えてしまうのは、吉田さんの世界ならでは。星型乗車券を持ってこの街を訪ねてみたくなるなぁ。

2021/10/12

コジ

★★★★★ あくまで個人的な印象だが、吉田篤弘さんの作品は青年を主人公に据えた作品が「良い仕上がり」な印象。本書も架空の町ブランケット・シティの架空の新聞社デイリー・ブランケットで初めてコラムを担当することになった駆け出し記者のブランケット・ブルームくんが主人公。コーヒー片手に本を開けばブルームくんと共に町のさまざまな出来事や人々に出会う旅が始まる。そしてこのふんわりとした安堵感を与えてくれる文章と装丁はまさに吉田篤弘&クラフト・エヴィング商會。

2021/12/27

Eee

やっぱり吉田篤弘さん! 夢が現実か ほわほわゆるゆるふわふわする作品 クスッと笑ったり おーと唸ったり あちらからこちらへ移動したり 家にいながら摩訶不思議な国へと旅行した気分になれる そんな作品でした!

2021/12/12

mayu

架空の街"BLANKET CITY"そこに住むブルーム君が街のあれこれを描いたコラム。話の所々に絵が描かれていて、大人の絵本のような世界観。 ブランケットシティの出来事は不思議なことばかり。ふわふわしながら読んでいたら、『大きな別れの衝撃をやわらげるべく「じゃあ、また明日」は学ぶべきレッスンだ』などドキリともさせられる。 最後にコラムを載せているデイリーブランケットの紙面が書いてあって嬉しい。 今まであまり読まない雰囲気の本でもあり、何も考えずに頭をからっぽにして読むのがいいだろうなぁなんて思った。

2021/04/16

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