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いつかの岸辺に跳ねていく (幻冬舎文庫)

いつかの岸辺に跳ねていく (幻冬舎文庫)

いつかの岸辺に跳ねていく (幻冬舎文庫)

作家
加納朋子
出版社
幻冬舎
発売日
2021-08-05
ISBN
9784344431096
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いつかの岸辺に跳ねていく (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★★★23013【いつかの岸辺に跳ねていく (加納 朋子さん)k】本作品、2ブロック構成になっていまして、1ブロック目は腹黒い人は殆ど登場せず、濁りとか棘の類いがまったく無い、とても澄んだお話でした。特にキャラ設定が抜群で皆んなほんといい奴らなんですよ〜。2ブロック目に入ると、色々な事柄が明らかになり、さらに!嫌〜な野郎登場でやりたい放題。そこで『助さん格さん、懲らしめてやりなさい!』じゃないですけど、幼馴染みと仲間達が協力して野郎を懲らしめてくれるんですねー。とってもいい作品でした!超おすすめ!

2023/02/21

ひさか

2019年6月幻冬舎刊。2021年8月幻冬舎文庫化。長編。フラット、レリーフの2章構成。幼馴染みの徹子と護の不思議が混じったストーリー。徹子の秘密にここまで気づかない護と徹子の不器用さもどうかと思うが、お話としては面白かった(もしかしたら気づいていた?)。生きていれば誰でも未来にたどり着くという最後のまとめはキレイだし、ラストの護が徹子に見せてくれた奇跡も楽しい。

2021/10/31

スカラベ

人は誰かに護られている。未来はきっと変えられる、あきらめちゃだめだ!・・・大病を患った加納さんならではのメッセージが込められているような気がした。読後、心の奥底に爽やかな感動が届きました。物語の語り手は2人。護と幼馴染みの徹子。護視点の「フラット」章では、徹子の不可解な行動に謎が残るが淡々と青春小説のようにストーリーが終わる。それが徹子視点の「レリーフ」章になって趣がガラリと変わり、前章での徹子の突飛な行動の理由が文字通り浮き彫りにされる。加納さんが仕掛ける「驚き」の結末はどこまでも優しく心が温かくなる。

2021/09/05

ワレモコウ

幼馴染みの護と徹子。前半「フラット」では、護の視点で徹子との関係が描かれる。お人よしで優しい護と、ちょっと不思議な徹子。二人の関係は、とてもほんわかした暖かい時間だった。後半の「レリーフ」は、徹子の視点で同じ時間が描かれるが、徹子目線だと、ガラッと世界が変わる。そこからは一気読み。カタリには終始イライラしたが、ある意味不幸な連鎖の被害者か…。ラストは「レリーフ」の冒頭につながる良い終わり方だった。

2023/03/07

ぼっちゃん

文庫で再読。前半のフラットでは青春小説家と思いきや後半のレリーフではフラットでの本当の意味が分かってくる驚きがあり、運命との戦いの物語で再読でも楽しめた。

2021/08/15

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