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善人と天秤と殺人と (幻冬舎文庫)

善人と天秤と殺人と (幻冬舎文庫)

善人と天秤と殺人と (幻冬舎文庫)

作家
水生大海
出版社
幻冬舎
発売日
2021-10-07
ISBN
9784344431362
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善人と天秤と殺人と (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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タイ子

「善人マニア」改題。水生さんの初期作品、少し物足りなさはあるかも。珊瑚と翠の2人の女性。中学の修学旅行で男が死ぬという事故を起こし秘密のまま卒業。そして17年後に偶然の再会、義姉と義妹として。2人の性格の真逆さが読んでいてイライラを募らせる。翠の自由奔放な行動を珊瑚は止めに止められず。昔のあの秘密をバラされると困るし…。と、思っていたらどうやら忘れているらしい。でも、翠は珊瑚の別の秘密を知ってしまった。そこからストーリーはてんやわんやの大騒動。かくして善悪の天秤は平等になるのか?ラスト一行までイヤミス。

2021/10/14

なっち

水生さんの初期の作品で、なぜか文庫化に時間がかかったそうです。翠も阿曽もその奥さんも征市もその母親もキライやな~解説と同じく、とんでもなくシリアスな状況のところで笑ってしまった。

2022/02/28

よっち

修学旅行で人が死ぬ事故を起こした中学の同級生二人。卒業後は接点がなかったのに、結婚を控えた珊瑚の前に恋人の妹として翠が現れるミステリ。努力家で幸せを願う珊瑚が、身勝手でだらしない翠や、機微に疎い鈍感な恋人、突然連絡をよこす昔の不倫相手、に振り回されてゆく展開で、珊瑚の過去を知るがゆえに優位に立つ状況に味を占めた翠が余計なことをしたせいで、不運も重なって思ってもみなかった深刻な事態に繋がってしまいましたけど、因果応報というかやり過ぎたことにはしっかり報いが下る結末には、何とも言えない気分になりました(苦笑)

2021/11/15

なみ

過去のとある出来事を隠して生きてきた珊瑚。その秘密を知っているかもしれない翠が、婚約者の妹として現れて──。 善いことを積み上げれば、少しの悪いことは見逃してもらえる。そう考えて生きてきた珊瑚の人生が、どんどん悪い方へ向かっていくのが面白かった。 終盤の修羅場が最高に楽しかったです。自分を正当化する翠の一人称で書かれた文章は、一周回って爽快感すら覚えます。 善い人が1人も出てこないことが逆に救いとも言えるくらい、みんながそれぞれに自分勝手なイヤミスでした。

2021/10/27

Mayrin

一気読みでした。まさかな展開で面白かったです。珊瑚も翠も嫌だったな~。

2021/11/14

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