読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

文豪はみんな、うつ (幻冬舎文庫)

文豪はみんな、うつ (幻冬舎文庫)

文豪はみんな、うつ (幻冬舎文庫)

作家
岩波明
出版社
幻冬舎
発売日
2021-12-09
ISBN
9784344431423
amazonで購入する Kindle版を購入する

文豪はみんな、うつ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Nat

図書館本。幻冬社新書で読了。10人の文豪の中で7人が統合失調症あるいはうつということだった。生きにくい時代で結核にも罹患しやすかったので、全てがそういう結論で良いのかは少し疑問だが、それぞれの人生は興味深かった。島田清次郎については全く知らない作家だったので、まさに忘れられた天才だなと思った。10人の中では谷崎潤一郎が思いのままに生きた印象だった。また漱石が国費留学生としてロンドンへ行ったのにケンブリッジの学費が高く入学を断念して独力で英文学を学んだことに驚いた。それは精神状態が悪化するはずだ。

2022/02/23

AICHAN

図書館本。日本の文豪10人を精神科医が診断する。夏目漱石は妄想を伴う精神病性うつ病だったと思われ、有島武郎はうつ病と推測される。芥川龍之介は母が統合失調症だったらしく自身はうつ病、島田清次郎は統合失調症、宮沢賢治は躁うつ病、中原中也は統合失調症、島崎藤村は反応性うつ病、太宰治はうつ病、谷崎潤一郎はパニック障害と強迫性障害、川端康成は睡眠薬中毒とそれぞれ思われる。彼らの生い立ち、家庭環境、人となり、時代背景などにまで踏み入っていて、とても興味深かった。

2022/02/14

けやき

10人の文豪の作品と精神疾患の関係を述べた作品。興味深い内容でした。

2022/01/03

みやび

精神科医である著者による考察。文豪と呼ばれる作家のほとんどが、破天荒で常識の範囲から外れたエピソードを持っているけれど、それは優秀で感受性が強く、何より真剣に生きようと苦悶し、身を削って作品を生み出し続けた結果の心の叫びであったのかもしれない。その中でひとり、島田清次郎という作家だけは知らなかったのだが、かなり傲慢で尊大な態度だったために文壇から排除されたらしく、悲惨な最期に何とも言えない切なさを感じた。文豪は皆、心悩ませ苦しみを抱えてもがいていた。作品はそんな作家達の人生そのものなのだろう。

2022/04/27

hippos

明治から昭和初期にかけての激動の時代、病理に対する世間の理解や医療の遅れなど繊細で鋭敏な人ほどに苦しい時代だったのだろうと想像できる。作品こそすべてとは言え、個々の作家の生き様には興味が湧く。 本書で川端のイメージが変わってしまった。

2022/06/16

感想・レビューをもっと見る