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リセット (幻冬舎文庫 い 18-19)

リセット (幻冬舎文庫 い 18-19)

リセット (幻冬舎文庫 い 18-19)

作家
五十嵐貴久
出版社
幻冬舎
発売日
2022-07-07
ISBN
9784344432055
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リセット (幻冬舎文庫 い 18-19) / 感想・レビュー

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しんごろ

ハンコが押せない、ち、違う、話が通じない、そう、それはリカ!習った煮物は焦がさねえ、ち、違う、狙った獲物は逃さねえ、そう、それはリカ!あまりの怖さに、動揺してしまったではないか。こいつ異常だ!人間じゃねえよ。怪物と書いてモンスターと呼ぶぜ!ありえない力、恐怖、狂気、腐臭、そんな言葉しかでてこないぞ。うん?なんか臭うな!ヒーッ!なんでおまえがここにいる!やめろ~!おまえなんか化け物だ!何度でも言う、リカ、おまえは化け物だ!死ぬのはおまえだあ。ギャーッ!その後、しんごろの行方は誰も知らない。(続編あるらしい)

2022/08/13

いつでも母さん

常々誰か香りの届くTVやPCを開発してくれないかなぁと願っている私。なのに『リカ』シリーズの醜悪な臭いが、行間から私の身体に纏わりつくのだけは勘弁して欲しい。体温が1度は下がるようなこのシリーズ。各年代ごとのリカが病みつきになって、怖いもの見たさで完結まで追いかけてしまうのはもはやお約束。だが、もうそろそろ解放してもらいたいと思う気持ちも正直なところだ。が、まだまだ翻弄されるのだろうな(汗)普通のワルの上を行くリカ…その邪悪な存在は『無意識の悪意』だと作者は言う。私の中にもその芽はあるらしい。

2022/07/25

きっと昔の恋人に久しぶりに会ったように思えてしまうのは私だけではないはず ^^;今回はリカちゃんほどではないにしろ、人の皮を被った獣が登場していたのがちょっと驚きました。いつも「リカちゃんコワー!!」と思うんだけれど、今回はリカちゃんは勿論なのだけれど「人ってコワー!!」と思いました。私的には何と言っても「あとがき」がいつも楽しみなんだけど、次に描かれるのは「リターン」の後だと言明していらっしゃいます。でも年代順の最後となっている「リメンバー」の続きも描いてほしいなぁと思ってしまうのは欲張りでしょうか

2022/07/25

みっちゃん

時系列では「リバース」と「リフレイン」の間。父が「交通事故」で死に、母と姉は新興宗教にはまり「行方不明」引き取られたのは叔母の家。結花、もといリカ16歳。読者には結末はわかっている。でもこう呼びかけずにはいられない。早く早く!逃げ出せ、関わっちゃいけない、今すぐ!が、やはり…私は全く気づいていなかった「もう一つの犯罪」も見抜いていたリカの怜悧な判断力、推理力。どうしてこの明晰な頭脳とあの理解不能なおぞましい妄想の脳内世界が同居できるのか。作者はどこまで彼女の所業を暴くつもりなのか。

2022/07/19

nobby

「……どうして」答えのない最後の問いに悔いるのは言えなかった純な想い…もっと早く決断していれば、後先構わず逃げ出していれば…「あたしはリカ」暗渠を思わせる真っ黒な深い穴のような瞳、まるで何かを内に秘めているような…「リカは看護婦になるの。そして二十八歳で素敵な旦那様と幸せな結婚をする。子供はふたりがいいなおいしいりょうりりょうりー」邪魔者はすべて消せばいい、女王は何をしても許されるから…強烈な腐敗臭は支配者降臨の狼煙と化す…そして少女があげた決死の叫び!「あたしもころされるかもしれませんたすけてください」

2022/07/14

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