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京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男 (幻冬舎文庫 は 22-6)

京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男 (幻冬舎文庫 は 22-6)

京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男 (幻冬舎文庫 は 22-6)

作家
花房観音
出版社
幻冬舎
発売日
2022-09-08
ISBN
9784344432307
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京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男 (幻冬舎文庫 は 22-6) / 感想・レビュー

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あすなろ

なかなかの力作。というか、読み手を惹きつける文章と内容である。山村美沙・西村京太郎両氏との関係や山村家の形、その上で当時の出版業界の有り体。また、彩る松本清張氏等。その上で、山村美沙・西村京太郎両氏の略歴的内容がある。想像以上に読書人として惹きつけらる内容であった。僕は京都を背景に背負った壮絶な一代流行作家の世界に浸たり、誘われたのである。加えて、花房氏の出版界のタブーへのチャレンジ、それを発刊した幻冬舎等も凄いと思った。ゴシップやスキャンダル本に陥らず、一つの読み物として読み手の好奇心を掻き立てる。

2023/01/29

キムチ27

筆者、山村氏、西村氏、申し訳なくも1冊すら未読。ペンネームとは言え筆者の名称が気になっていた事もあり頁を。性格的❔恐ろしい程生真面目な文章が続き、山村氏を囲む枠の戯画めく様な葛藤・恍惚の世界が浮かび上がる。人はそれをどう捉えるかあくまでも主観的だろうが。個人的にはほとほと疲弊し切った感あり。ヒロインは美沙氏とはいえ 案外後方 巍氏の全体像すら見えぬオーラの世界が主役なのではとも感じた。娘2人も相当、影響を受けたであろうし。いみじくも掌で踊らされた体の夫と西村氏がそろい踏みで今年死去がラストインパクトだった

2023/01/05

なんでこの本を予約したんだっけ?なんで2人しか予約してなかったのに5ヶ月も待たされたのけ?と謎を抱えたままミステリーの女王と呼ばれた山村美紗さんのノンフィクションを読みました。美紗さんの本は中学生の頃キャサリンシリーズを数冊読んだっきりです。題名にあるふたりの男、というのは美紗さんの夫と西村京太郎氏のことで、不思議な三角関係の実態?が書かれていました。出版不況といわれる昨今では考え難いくらい何ともバブリィな生き様でした。あとがきと解説がこの本の内容をグッと底上げしています。

2023/03/26

どあら

図書館で借りて読了。若い頃京都へ旅行に行ってかの家の前を通り、初めて有名人の家を見てドキドキしたことを覚えています。これまでの何かが欠けていたら山村美紗さんは存在していなかったなと思いました。

2023/09/03

団塊シニア

ふたりの男は西村京太郎と山村美紗の夫のことであるが、今まで表舞台にでなかった夫の存在にスポットをあててるところが本書の読みどころであり、作者が一番アピールしたいところだったような気がする。

2022/09/20

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