TOKYO TRIBE3 3 (バーズコミックスデラックス)
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TOKYO TRIBE3 3 (バーズコミックスデラックス) / 感想・レビュー
やいとや
過去編、という事でミナトとベアの出会い、そしてミナトのラッパーとしてのデビュー戦が描かれる。実に初々しい「青春」という気恥ずかしくなるような、だが確かに存在するものが読んでいて心地よい。時間軸でいう処の「現在」が血と暴力と死に塗れているのと正に対照が為されているのが哀しい。失意のミナトが彷徨い辿り着くシンヂュクで、再起する契機になるのがサイファーによるラップだった、というビルドゥングスロマンっぷりも気恥ずかしくも面白い。しかし、DJ治虫って(笑)。
2018/11/30
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