TOKYO TRIBE3 (5) (バーズコミックス デラックス)
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TOKYO TRIBE3 (5) (バーズコミックス デラックス) / 感想・レビュー
やいとや
主人公が出来る事はただただラップのみ、という事で、そのラップは当然のように悪人を改心させる事も、暴力の連鎖である抗争を止める事もない。ミナトが最終的に「自由」を得る(ように見える)のは豚田をラージが恐らくは殺害しているからで、ミナト自身がその事象に何ら関与していない為にミナトというキャラの「無垢なる聖性」が確保される、という構造は作者の意図通りなのだろうが、隔靴掻痒の感は拭えない。チンケなアイドルラップをやっているミライが何となく(自分なりの)筋を持っていたり、ラッパーに対する憧憬と限界の狭間にある作品。
2019/06/09
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