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知識ゼロからのフェルメール鑑賞術

知識ゼロからのフェルメール鑑賞術

知識ゼロからのフェルメール鑑賞術

作家
森村泰昌
出版社
幻冬舎
発売日
2013-11-27
ISBN
9784344902787
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知識ゼロからのフェルメール鑑賞術 / 感想・レビュー

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きりこ

フェルメールの作品の中で一番興味を惹かれ面白いなと思っていた「絵画芸術」について徹底分析されています。至る所に散りばめられた寓意で有名な絵ですが、この著書ではそれよりもトリックのような異例な遠近法に驚かされます。著者はこの絵画を再現しているのですが、その過程で人物や家具の位置関係を調べる内に様々な謎が明かされていきます。大きさがアンバランスなのは何故か?カーテンに見えていたものが実は…。またクリオの服や室内の様子から他の絵との共通性を発見。続く→

2014/01/12

salvador

あらゆる著名な作品を模す森村氏ならではの観点で解くフェルメール作品。「絵画芸術」を読み解く章が特に面白かった。同時に森村さんの制作過程をも垣間見れて楽しい。構図をひとつひとつ分析して、平面から立体へおこす。こんなに緻密な作業をしていたなんて!他にも遠近法やカメラ・オブスキュラの解説や、内側と外側の考えなど、とても興味深かった。絵画を見ること、そこから思考を巡らし想像することは、それぞれ自由なんだということが大事。

2014/03/23

ねこけし

大好きなフェルメール作品について深く掘り下げており、謎に包まれたフェルメールその人についても追及しています。「絵画芸術」「牛乳を注ぐ女」「レースを編む女」などこれまでたくさんのフェルメールの絵を実際に観てきましたが、自分が思っていた印象が少し変わりました。ただ何となく感銘を受けてきたけれど見方を変えれば様々なストーリーが見えてくるのだと教えられました。絵を見るときはどんな楽しみ方でも良いと思うけれど、もっと画家の人生について詳しくなって絵が描かれた背景について自分なりに考えられる様になりたいな。

2016/05/19

BIN

フェルメールについてその作風や構図等からの深読みが解説されている。カメラ・オブスキュラを使って描いていたとか家の2階から描いていたとか、画中画のこととかこういう話(研究)は楽しい。ストーリー性があるのではとか絵になにか仕込まれていそうで楽しそう。実物を見たことがないので知りませんでしたが、他に比べると大分小さいらしい。精密でほんと美しい。確かに静かで美しいのは同感。フェルメール展に行ってみたい!(今は大阪でやってるみたい)

2019/03/24

miho

数年前にラブレター展で「手紙を読む青衣の女」を観て以来、気になってフェルメールの絵が近くの美術館にくるたびに観にいっている。ひとつの絵について、ものすごく深く掘り下げて考察されていて面白かった。絵は感性で観るものだと思うけど、やっぱりある程度、背景を知ってるとより楽しめると思う。

2016/08/13

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