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生命はなぜ生まれたのか: 地球生物の起源の謎に迫る (幻冬舎新書 た 7-1)

生命はなぜ生まれたのか: 地球生物の起源の謎に迫る (幻冬舎新書 た 7-1)

生命はなぜ生まれたのか: 地球生物の起源の謎に迫る (幻冬舎新書 た 7-1)

作家
高井研
出版社
幻冬舎
発売日
2011-01-01
ISBN
9784344981980
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生命はなぜ生まれたのか: 地球生物の起源の謎に迫る (幻冬舎新書 た 7-1) / 感想・レビュー

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absinthe

良本。読み返したい。面白がらせようと文書を砕けたものにしすぎてしまったが、そうしなくても素材は十分に面白い。研究の内容ばかりでなく、研究者の普段の姿も垣間見て楽しく読めた。何だか自分もちょっと、発見の瞬間に立ち会えた気がする。表題の答えには、もちろん答えてはくれていなかった。生命の誕生の瞬間に少しずつ近づいている気がする。

2018/03/26

こーた

読み進めるほどに、われわれ人間は星くずの子どもなのだ、という想いが強くなる。人類まで連なる持続的生命は、どこからきたのか。海の底にある地球の裂け目から吹き出す熱水。そこに含まれる水素をエネルギー源に、地殻と、ひょっとすると隕石に含まれていたかもしれない有機物まで材料にして、さいしょの生命が誕生したとする仮説。生命とは、地球の活動をも含めた巨大な生命圏(ecosystem)なのだ。地学と生物学を下敷にして展開されるのは、化学、化学、化学、だ。生命活動を維持するエネルギーサイクルは、化学が回している。⇒

2017/09/11

小太郎

NHKでやってた「深海大捜査 生命誕生の謎に迫る」を見て気になっていました。今回本で読むとえ~こんなことまで分かってるの驚きました。どうも初めの生命は深海の熱水孔で生まれたらしいけれど、そのプロセスはまだ完全に解明されてないようでその最先端の科学的葛藤が興味深く描かれていました。そうか「メタン菌」が私たちの祖先なのか~え?違うの(笑)

2018/06/10

tetsu

★3 タイトルで興味をひかれた。 エネルギー代謝からの生物の起源をさかのぼる。 外部から取り込んだエネルギーをATP(アデノシン3リン酸)に蓄積し、必要な時にそれを分解し生き延びる。 よくできすぎ。 生命の謎は尽きることがない。

2018/10/06

鐵太郎

地球生物学者、宇宙生物学者を「名乗っている」高井研博士が書いた、独自の理論による生物論。簡単に言うと「深海熱水活動域の地殻内の微生物が生息できる温度領域に、熱水から供給される水素や二酸化炭素に依存した最古の持続的生命と同じように化学合成・アレルギー代謝に支えられた超好熱性微生物生態系が生き残っているに違いない論」英語にして「Hyperthermophilic Subseafloor Lithotrophic microbial Ecosystem」略して「ハイパースライムHyperSLimE」だとか。

2012/09/07

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