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怖い俳句 (幻冬舎新書)

怖い俳句 (幻冬舎新書)

怖い俳句 (幻冬舎新書)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
幻冬舎
発売日
2012-07-28
ISBN
9784344982697
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あらすじ

世界最短の詩文学・俳句は同時に世界最恐の文芸形式でもあります。日常を侵犯・異化するなにか、未知なるものとの遭遇、人間性そのもの……作品の中心にある怖さはそれぞれですが、どれも短いがゆえに言葉が心の深く暗い部分にまで響きます。一句二句、暗唱して秘められた世界に浸ってみてください。不思議なことに、そこはかとない恐怖がやがてある種の感動へと変わるはずです。数々のホラー小説を手がけ、また俳人でもある著者が、芭蕉から現代までたどった傑作アンソロジー。

怖い俳句 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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kinkin

俳句、ほとんど知らない世界だけにタイトルに惹かれて読んだ、世界最短の詩といわれる俳句を通して不安や怖さといったことを表す面白さを知ることができた。五・七・五の言葉の前後に自分の気持ちや感じたことを付け加えるとその面白さがグンと増すと思う。「月涼し百足の落る枕もと」、「狐火や髑髏に雨のたまる夜に」、「稲妻に道きく女はだしかな」他にも状況をイメージするとゾッとする句がこの本には詰まっている。著者も書いているように反応は読み手によって違う、解説は読まずにまず句だけを読み通してみた。

2016/01/08

メタボン

☆☆☆★ 怖い感覚が一番伝わるのは俳句という文芸。私はじわじわとくる怖さが好き。「月涼し百足の落る枕もと・槐本之道」「囀りやピアノの上の薄埃・島村元」「戦争が廊下の奥に立つてゐた・渡邊白泉」「捨てられた人形がみせたからくり・住宅顕信」「いっせいに死者が見ている大花火・山崎十生」「春の家闇のどこかで「ママ、起きて」・高澤晶子」。それにしても良くこれだけ怖い俳句を集めたものだ。 

2016/04/08

傘緑

なんとも編者らしい趣向の恐作集wたぶん収録句のどれを怖いと感じるかで、その人の人間性が垣間見える気がする。私が怖いと感じた句は、「流燈や一つにはかにさかのぼる(飯田蛇笏)」「死にければ闇たちこむる蛍籠(山口誓子)」「獣脂の蛆如何に如何にと口を挙ぐ(中村草田男)」「太陽や人死に絶えし鳥世界(高屋窓秋)」「うつうつと死姦に入りし黒揚羽(加藤かけい)」「月天心まだ首だけがみつからず(真鍋呉夫)」「目と鼻をまだいただいておりません(広瀬ちえみ)」「ゆくりなく/逢魔が時の/笛/太鼓(林桂)」私は総じて蟲が苦手ですw

2016/11/21

HANA

古今の俳句の中から怖い俳句ばかりを厳選した一冊。芭蕉から現代俳句まで収集したその熱意には頭が下がる。有名どころでは芭蕉や其角、蕪村や鏡花が取り扱われているが、あまり聞いたことのない俳人の句の中にも鬼気迫る印象を持つものがあり、読んでいて油断がならない。確かに編者の言うように、説明が付与されない不安というものを表現するのに俳句はうってつけなのかもしれない。〈釣瓶落としの日が首吊りの縄の中〉〈戦争が廊下の奥に立つてゐた〉

2012/08/04

リキヨシオ

以前読んだ本などの文章内に引用されていた様々な俳句や短歌…内容や意味がわからなくて地団太を踏んだ経験が多かったので読んでみた!亡き祖父が俳句の先生をしていたので自分にも俳句DNAは入っているはず?なのに今まで俳句に興味を持ってこなかったけど、「5・7・5の世界最短の詩」に秘められた奥深さがある事が把握できて面白かった!俳句には言葉を学べば学ぶほどに浮かび上がってくる情景や作り手が込めた想いが見えてくる。少しずつ俳句について学んでいこうと決意!様々な俳人による「意味が分かると怖い」と感じる俳句が解説と収録!

2015/10/13

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