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だから人間は滅びない (幻冬舎新書)

だから人間は滅びない (幻冬舎新書)

だから人間は滅びない (幻冬舎新書)

作家
天童荒太
出版社
幻冬舎
発売日
2015-11-28
ISBN
9784344984011
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だから人間は滅びない (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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Tsuyoshi

孤立化が進む社会とその弊害に対して「群れのすすめ」を訴える著者と、災害、農業、子育て、教育など様々なジャンルにおいて他者との繋がりや助け合いを通して社会を変えようと取り組む人々との対談集。取り上げられた方々の熱意はもちろん、人々のつながりや結び付きの大切さを訴える著者の熱意がひしひしと伝わってきた。取組のそれぞれが素晴らしいだけに、まずは一人でも多くの人々が興味を抱くように発信することが大事なことだと思った。

2018/04/08

starbro

天童荒太の小説はかなり読んでいますが、本作のような対談集は初めてです。社会の底辺から地道に社会を変革しようとしている社会企業家達と天童荒太の対談。其々は素晴らしく、そうは言っても自分には中々実行できないものばかりで、熱い気持ちでポジティブに活動する人々には、多少羨ましさを感じます。ただ人類滅亡といった大袈裟なテーマとは直接つながらないと思うので、書名の再考を求めます。「人間は捨てたもんではない」当たりが適当ではないでしょうか?

2016/01/05

てんちゃん

「人が人を助けること」「人が人と繋がること」をテーマにした天童さんの対談集。「歓喜の仔」を描かれたあとになされた対談。農業、ものづくり、ファッション、災害時NPO…様々な分野で、利益のみにとらわれずに人との繋がりを大切にした先進的な取り組みをしている方々がチョイスされている。天童さんの思いが溢れ出しており、天童さんのことをより深く知りたい人にはうってつけの本。でも、天童さんの思いが強すぎて、対談した方々の個性が天童さんに飲み込まれてしまった印象が拭えない。そこが少し残念。

2017/07/18

ヨクト

作家・天童荒太さんと様々な種の支援団体や企業組織の方との対談本。ネットの普及や日本という先進国という環境下で拡がる孤立化という社会現象について。若者が離れていく農業や製造業、障害者雇用や出産前後の母子支援。望まれない孤立の手があるのなら、それらをつないでいける社会であればいいのに。群れるのとは違う、つながること。

2015/11/29

tapioka

悼む人などの作者、天童さんが憂う「孤独化」による人間の滅び。それを防ぐために人と人との「つながり」を大事にする取組みを行う人達と、作者との対談を収めた作品。農業や防災など、様々な分野の方との対談の中で、人が滅びないためにはの問いには直接答えてないものの、参考になる話が多いです。誰とも会話せずに物が買えることが便利とする世の中。分かりやすさを重視し、物事を深く考えなくなった世の中。便利さにより進む孤独化について、自分の中で深く考えてみて、自分が何のつながりなら大事に出来そうか、考えるきっかけになりそうです。

2019/06/07

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