猫ふんぢゃった: 別役実戯曲集
猫ふんぢゃった: 別役実戯曲集 / 感想・レビュー
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別役実の1993年の戯曲集です。「猫ふんぢゃった」では、家から立ち退かされそうになっている夫婦と立ち退きを待っている夫婦が公衆電話の前で出会い、そこにアメリカ大統領誘拐犯から身代金要求の電話がかかってくる。「とうめいなすいさいが」では、息子に去られた老夫婦の話と記憶喪失の男の話が、コイノボリを軸に微妙に交錯する。「わが師・わが街」は、ペテン師になろうとしてなれない男を狂言回しにした、ワイルダー『わが町』へのオマージュ。どれもなかなか面白かったのですが、もっと毒のあるものを読みたくもあります。
2015/06/24
yk_tani
猫ふんじゃった、とうめいなすいさいが読了。ごく普通な印象を受けた。
2011/05/03
白石 博子
ケラリーノ・サンドロヴィッチ「ちょっと、まってください」参考文献の「わが師・わが街」。ペテンと奇跡。奇跡と生活。 ソーントン・ワイルダーの「わが街」も読んでみよう。
2022/10/02
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