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歌の翼に: ピアノ教室は謎だらけ (ノン・ノベル 764)

歌の翼に: ピアノ教室は謎だらけ (ノン・ノベル 764)

歌の翼に: ピアノ教室は謎だらけ (ノン・ノベル 764)

作家
菅浩江
出版社
祥伝社
発売日
2003-05-01
ISBN
9784396207649
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歌の翼に: ピアノ教室は謎だらけ (ノン・ノベル 764) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

音楽ミステリだが、専門知識は不要。一般小説として読んでも全くかまわない。成長の物語であると同時に、回復の物語でもある。傷ついた人間が乗り越えるべき壁は大きいが、周囲の配慮によって、その壁を少しでも低くすることはできる。9編の優しい謎解きが、作者の脳裏に流れたであろう音楽と同様に、感動を与えてくれる。そして手放しのハッピーエンドでない点にも好感が持てる。

2016/07/19

hirune

ピアノのお教室の先生が、生徒や同僚などのちょっとした謎を解く日常ミステリーなんだけど…。この亮子先生が有名音大を首席で出たのに何らかのトラウマで人前で演奏できないし、男性恐怖症でストーカーと聞いただけで卒倒する。悪い予感しかしないよぉ(・_・;お嬢様然として周りの嫉妬と反感を買ってしまうのも無防備に人を信用してつけ込まれて酷い目に合わされるのも、彼女ではなく相手に問題があるのだけど、善良さの余り自分を責めるしかできないって、少しイラつきますね★でも、生徒たちや周りの人の優しさでやっと前向きになれて良かった

2015/06/07

エンリケ

ピアノ教室を発端とする日常ミステリー。謎を解くのは音大首席卒業の訳有りお嬢様。ちょっと異色な設定に然程劇的では無い内容でも楽しめた。彼女の過去にはおおよそ予想がついたが、想像を絶する過酷さ。それを自分のせいに捉えてしまう性格に些かイラついた。そんな彼女を支えようと奔走する楽器店の関係者達。彼らの優しさが好ましかった。ひっそりと生きているつもりでも、彼女の魅力は周囲の人々に伝わっていた様だ。そして最後は可愛い生徒達のサプライズ。もっと素直に感激して欲しかったが、一歩前に進む決心をしたので良しとしよう。

2017/12/26

蕭白

久しぶりに再読。個人的にはSF物よりも、こういった作品が好みです。

2018/08/26

たこのまくら

マイナーな職業を書かせればこの人の右に出る人はいない、と勝手に思っている著者。今回はピアノ教師が主人公。結構面白くて気に入った、んだけど亮子先生の過去がちょっと重すぎたかなあ。でもそれがあっての人の心の機微を上手く読んだり、いろんな知識があったりということなんだろうけど。それにしてもなあ。まあとにかく。周囲の思い遣りが、彼女に届けば良いと思う。

2011/09/16

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