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謹訳 源氏物語八 改訂新修 (祥伝社黄金文庫)

謹訳 源氏物語八 改訂新修 (祥伝社黄金文庫)

謹訳 源氏物語八 改訂新修 (祥伝社黄金文庫)

作家
林望
出版社
祥伝社
発売日
2019-05-15
ISBN
9784396317447
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謹訳 源氏物語八 改訂新修 (祥伝社黄金文庫) / 感想・レビュー

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てらこ

匂兵部卿から総角まで。いよいよ第三部、源氏の孫・匂宮と、源氏の息子(本当は違う)・薫の2人を中心とした物語へ。 風流人で女好きの匂宮と、自らの出自に疑問を感じて世の中を諦観している薫、という正反対のキャラが面白い。とくに薫は女性に対しても冷めており、入れ込むでも冷たくするでもない絶妙な距離感で、口説かれた女の方が「辛いけど好き…!」状態になってしまうという天然魔性男。しかも体臭がめちゃくちゃいい匂いらしい。そんな薫が恋に悩む姿に萌えます。

2020/02/03

Galois Noir

匂宮が母后に「夕霧の姫六の君を正妻とし、宇治の中君は女房などの形で側におけばよい」と説得されるシーン、進路を決める際に「卒業後の就職に不利になるから数学を専攻にせずに物理に進むべし。物理に進めば"道具"として数学は勉強できるから。」と物理教師に説得された記憶が蘇った。ちなみにその発言に虫唾の走るのを感じた私は卒業まで授業中も無視し、数学を専攻する道を選択。(そして現在、研究者ではないが数学の素養を前提とするある専門職で食っている。)

2020/03/09

鈴木貴博

林望先生の源氏物語現代語訳第八巻。匂兵部卿、紅梅、竹河、橋姫、椎本、総角の六帖。光源氏亡き後の物語。源氏一族、頭中将・柏木一族、玉鬘・髭黒一族の後日譚を経て、橋姫から「光源氏の子」薫と今上帝の三の宮で光源氏の孫の匂宮、そして宇治八の宮の姫たちの物語、「宇治十帖」に入る。引き続き読みやすく工夫された現代語を通して、玉鬘の悩み、薫の屈折、八の宮の多面性、大君の頑なさ、中君の不安、匂宮の自由気まま、それらを取り巻く世間に浸っていく。よく考えられた筋に改めて敬服。源氏物語最後のヒロインの登場ももうすぐである。

2019/05/30

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