ゆきどまり―ホラー・アンソロジー (祥伝社文庫)
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ゆきどまり―ホラー・アンソロジー (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
グレ
小説NONに87年に掲載され、のちに漫画化もされた高橋克彦先生の«ゆきどまり»に、99年掲載の8作品を抱き合わせた一冊。同シリーズに『万華鏡』『舌づけ』『さむけ』『おぞけ』がある。『臓物大展覧会』の小林泰三先生の«友達»は『脳髄工場』で既読。『(ロード・トゥ)セレファイス』の伏見健二先生の«少女、去りし»は読書家JK×Cthulhu物。唯川恵先生の«分身»はメル友・ホラー。このジャンルの白眉は五十嵐貴久先生の『リカ』ですな。diamondリリーことネリネはヒガンバナ科の花。隙間時間で読める ⇒
2019/03/18
やっち@カープ女子
ホラーアンソロジー9編。狂気を持った魂が憑依しての恐怖を描いている。こういうの何冊も読んでいるので既読の話が何編かあった。もう買うのやめよう(失笑)
2015/05/09
Yu。
その迷妄の執念たるや。。現実と虚構の狭間に囚われた人物描写にとことん翻弄され、酔わされてしまう9つの幻想ホラー。いずれも驚愕な逆転劇はもちろん、そこへ行き着くまでの緊迫感たるや、もう素晴らしい 。で、個人的のお気に入りは、これぞ王道的現代怪談な内容で、いつでも何度でも愉しめる「ゆきどまり」。最後の最後まで振り回され続け、ダメ押しの強烈なラストはスタンディングオベーションもの「人形遊び」。ほんの些細な事なのに。。妄想が膨らみすぎて破裂する様が痛すぎる「口が堅い女」。
2014/11/11
のりすけ
小粒ながらもホラーとしてはきちんと成り立っている。怖いかと訊かれたら…こわくはないですけどねーって返事になるかと。サクッと読めて時間つぶしにはちょうど善きよ。
2020/06/30
Spok
ゆきどまり、でもない作品が多々ある。しかし全体的に面白いとおもう。「少女、去し」では何が出てきたのかが興味深い。
2017/01/24
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