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まほろ市の殺人 (祥伝社文庫)

まほろ市の殺人 (祥伝社文庫)

まほろ市の殺人 (祥伝社文庫)

作家
有栖川有栖
倉知淳
我孫子武丸
麻耶雄嵩
出版社
祥伝社
発売日
2013-02-08
ISBN
9784396338145
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まほろ市の殺人 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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麦ちゃんの下僕

D県の県都「真幌市」を舞台に、4つの殺人事件を4人のベテラン作家が各季節ごとに描くという、実にユニークなアンソロジーです。冒頭には真幌市の地図&沿革&歴史まで載せるこだわりよう(笑)…全編通じて中川&檜山の刑事コンビが登場する他、各話も少しずつリンクしているのが良いですね。〈春〉の倉知さん…学生達の未熟さがもどかしいものの、真相はある意味痛快!?〈夏〉の我孫子さん…“仕掛け”は読めますが、予想以上の展開に絶句(泣)〈秋〉の麻耶さん…真の探偵役も真相もそう来るか(笑)〈冬〉の有栖川さん…倒叙モノとして秀逸!

2021/03/29

ナルピーチ

春夏秋冬で巻き起こる4つの怪事件をミステリ界の巨匠達が描いた一冊。その匠な世界観に魅了させられた。倉知先生の描く【春】事件の残虐性を覗かせつつも、最後に待ち受ける真相はとてもメルヘンチックな結末だ。我孫子先生の【夏】売れない作家に届いたファンレターを切っ掛けに真夏の炎天下の様に燃えあがる恋心。その結末は虚しさを残す物語。摩耶先生の【秋】連続殺人事件を追う女流推理作家と刑事。これはもう唖然の一言。あんな結末、予想出来ません。締めは有栖川先生の【冬】その凍てつく寒さの様な真相に思わず背筋がゾクッとさせられた。

2021/06/10

さっこ

架空の「真幌市」を舞台に4人の作家さんが春夏秋冬の持ち回りでミステリを描く競作。4人とも大好きな作家さんなのでとても楽しい。それぞれにとても凝っていて満足満足。なかでも安孫子さんの「夏に散る花」が一番良かった。

2020/03/27

momi

うわぁ〜なんて贅沢な一冊なのでしょうか!!「有栖川有栖」「我孫子武丸」「倉知淳」「麻耶雄嵩」競作!四人の作家が描く推理アンソロジーです!「まほろ市」と言う架空の街で、次々と不思議な事件がおきる…。同じ街を舞台に四季折々の事件!!この作品を本屋で偶然見つけた時…ワクワクしました!本当に豪華ですよね〜。元は別々な四作品を一冊にまとめた作品だそうです…。面白かったです!それぞれの作家さんの個性が出てて、すごく楽しめました!!

2013/11/20

さっとる◎

架空の都市まほろ市を舞台に四季折々繰り広げられる殺人事件。春を倉知淳が、夏を我孫子武丸が、秋を麻耶雄嵩が、冬を有栖川有栖が。豪華(*´-`)と言っても倉知さんと有栖川さんはこれが初読みという、ミステリ読みとしてそれでいいのか!?という体たらくですみません(笑)内容がどうとかトリックがどうとか、それぞれ面白く読めるのだけど、何よりまほろ市の地図がとてもいい(*^^*)軽めの春が過ぎ重苦しい夏と秋が過ぎ蜃気楼に手を振りながら冬を越えた、殺人まみれなまほろ市の1年を堪能(笑)

2016/03/05

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