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死者ノ棘 (祥伝社文庫)

死者ノ棘 (祥伝社文庫)

死者ノ棘 (祥伝社文庫)

作家
日野草
六七質
出版社
祥伝社
発売日
2017-06-14
ISBN
9784396343248
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ジャンル

死者ノ棘 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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まこみん

以前読んだ、殺し屋の義波は普通の人間だったけど、こちらの玉緒は明らかに異界の者。でも始終漂う独特のダークさは共通な感じ。死期の迫った人に他人の肉体を奪って生きる事を持ちかける玉緒。5編の話其々がありたきりでなく、様々な境遇の主人公に寄り添ったり、反感を抱いたり、玉緒の魅せる冷酷さに圧倒されながらも楽しめた。最後の話の"看板に潰されて死ぬはずだった男"は初めの話に出たあの男でしょうね!?「八月、少年」は大人の虐待に対峙した少年ケンジの心が痛ましい。玉緒がちらと思った様に、いつか辛くなる日が来そう。

2017/06/30

papako

やっぱり容赦ないなぁ。死にそうな人に近づいて、他人の肉体を奪える『棘』を与えてもて遊ぶ玉緒。彼は天使か悪魔かもしくは?なかなか楽しめました。

2020/04/22

ゆきちん

ダークファンタジーの連作短編5つ。人生に行き詰まった死期の迫った人に他人の身体に入って生き延びる術(舌に棘を生やす)を授ける謎の男「玉緒」。玉緒は明らかにこの世の人ではない書かれ方なのだけど、救世主なのか悪魔なのか…連作短編はどれも目線や登場の仕方などが違っていて全然飽きない。っていうか、気が抜けない。ダークなので、基本的に救いはない感じ。でもどこか癖になる。死期が迫ってこの話を持ちかけられたら、乗ってしまいそうだけど、玉緒の退屈しのぎに手のひらで転がされるんだろ〜なー

2017/08/21

momi

著者の「GIVER 復讐の贈与者 」が面白かったので手にとりました♪天使なのか、それとも悪魔なのか、いったいこの男は何者なのか!?死が迫る時突然現れる謎の男は舌に生えた牙を持ち黒い尖った爪をもつ…。自分に死が迫るとき誰かの体を奪って生きられるとしたらどうするのか…。アニメっぽいストーリー展開でサクサクと読めるのに…意外と考えてしまう言葉がありました!ダークミステリーです♪

2019/03/05

マムみかん(*感想は風まかせ*)

ダークミステリー5編の連作短編集。 死期の迫った人間の前に現れ、その魂を他者に移し替える事ができる謎の男・玉緒。 願いを叶えてくれる彼は、死神?悪魔? 面白かったけれど、どの話も後味悪い~。 でも、その結果を招いたのは結局は本人たちだし、偶然という運命の悪戯なんですね。 最終話でチラッと漏らされた玉緒の過去も気になるし、続きがあるといいなと思います☆

2018/04/15

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