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ふたり姉妹 (祥伝社文庫)

ふたり姉妹 (祥伝社文庫)

ふたり姉妹 (祥伝社文庫)

作家
瀧羽麻子
出版社
祥伝社
発売日
2018-01-12
ISBN
9784396343859
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ジャンル

ふたり姉妹 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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machi☺︎︎゛

昔から成績優秀で負けず嫌いの姉、聡美。人懐こくて要領のいい妹、愛美。東京で一人暮らしをしていた聡美が田舎の実家に帰ってきた。期間限定で愛美は東京に出ることに。そこでお互いの恋人と会い出かけることになる。お互いをよく思っていなかった姉妹はどうなっていくのか。自分にもこんな妹がいるからとっても聡美の気持ちが分かり、逆に妹はもしかしたら愛美と同じ様な気分になっていたのか⁇とふと思い勝手に少し歩み寄れた気がした。ふたり姉妹のあるあるを上手く表現されていて面白かった。

2020/10/27

よっち

突然田舎に帰ってきた東京で働く姉の聡美。実家暮らしで血痕を間近に控えた妹の愛美はこの機会に都会暮らしをしようと、しばらく聡美の部屋を借りて過ごすことになる物語。昔から負けず嫌いの成績優秀で東京でバリバリ働いていたはずなのになぜかうまくいかなくなった姉の聡美と、田舎でのんびりと生活し幼馴染との結婚を視野にいれていた妹の愛美。ないものねだりで相手に複雑な想いを抱くのは分かるなあと共感しつつ、二人には意外と似たもの同士な部分もあるんだなと思える前向きな結末は、二人の恋人もそれぞれお似合いでとても良かったですね。

2018/02/19

エドワード

東京の大企業に勤める姉の聡美。愛嬌満点、地元に婚約者の公太がいる妹の愛美。無敵の聡美がまさかの後輩の小娘に出し抜かれ、傷心を癒やしに故郷へ戻る所から始まる物語。東京への気まぐれな好奇心から愛美が聡美の部屋へ。聡美の恋人・柏木と出くわし、デートする。かたや聡美は公太の素朴な魅力に触れる。仲良く育っても、それぞれの思いは複雑だ。仕事と華やかな東京、美しい海と退屈な故郷、聡美と愛美の揺れる心の描写が見事だ。柏木の言葉「逃げるんじゃない。休むだけさ。」がいいね。姉妹が心を通わせる終幕はアイスクリームのおかげだよ。

2021/01/06

ひかり

聡美・愛美のタイプの違う姉妹が主人公。私も姉妹なので愛美の自分が持っていない部分の無い物ねだりは分からなくもないけれど、私はより聡美に共感できた。特に、友人とかけっこをするのではなく、違う分野で戦っていたというような点は私が今悩んだり、感じたりしている事だった。ストーリーとしては、月並みだけれど、みんな違ってみんないいということを改めて理解した。

2018/02/15

mii

姉妹あるある満載で面白かった。姉妹って同性であることでまず比較され、性格や、頭の良さ、運動神経、あらゆることで比較対象になる。だから仲が良くても悪くても優劣を感じてしまう。本作は、東京でバリバリ働く姉と田舎でのんびり暮らす妹の話。姉の帰省をきっかけに、姉と妹が生活を交換する。お互いに違う立場を体感して今まで気づけなかったようなことに気づく。家族の話しだけでなく、仕事、恋愛なども考えさせられた。姉妹の周りの人がいい人ばかり。

2018/06/22

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