浜辺の銀河 崖っぷち町役場 (祥伝社文庫)
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浜辺の銀河 崖っぷち町役場 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
ジンベエ親分
刊行されていることを知り、大慌てで買ってきて速攻で読んだ。相変わらず面白い。形式はミステリーだが、その内容は生き残りを賭けた過疎の町職員の奮戦記。○○で町おこし、なんて安直で生温い話ではなく、本気で食うか食われるかの戦いの構図は、本作でより明瞭に見えてきた。それはともかく、職員3年目、推進室2年目となった結衣にはっきり成長が見えてきたのが嬉しい。謎解きだって自らしちゃうもんね。逞しくなったなぁと目を細めて読む私は、すっかり親戚のおじさん気分だよ(笑) 隣の伊達町との静かなバトル、すげぇ面白い。続編はいつ?
2018/06/02
coco夏ko10角
第2弾。愛媛県南予町役場で頑張る結衣、だいぶ仕事に慣れてきた。前より頼りがいが。お隣・伊達町の副町長に総務省から出向してきた葉山が早速色々と、その影響も。住民流出や防災問題、大変だ…。一ツ木さんが学問に力を入れたけど、結衣と同じで「そんなにうまくいくかなぁ?」と。次巻では半分くらいもういなくなってそう。それでも何もやらないよりは、かな。3弾も読もう。
2021/08/11
AKI
前巻よりも面白く、好きな作品になりました。前巻ではまだ頼りなかった主人公の結衣ちゃんの、お祖母ちゃんや南予町の人達への優しい視点からの過疎化問題へ取り組む姿勢にとても好感が持て、「結衣ちゃんがんばれ!」と応援したくなりました。何気に鋭いので、初夢は将来本当になるかもね。変人の一ツ木さんに「面倒くさい人」と認めてもらえてきたし、ぜひ今後の南予町がどうなっていくのか気になるので、続編希望です!国の過疎化対策の無慈悲さを垣間見ました。
2019/07/13
寒っ!!
たまに田舎に帰ると多少のインフラの整備を除いて大した伸展がないなと思ってしまう。それでもきっとその裏で努力している人はいるのだろうな。
2022/05/08
ひさか
小説NON2017年5月号:一人八役、7月号:浜辺の銀河、9月号:転んだ男、11月号:既視の紳士、2018年1月号:大吉を引く女、3月号:また来る人、の6つの連作短編に書下ろし:トンネルの狭間を加えて2018年5月祥伝社文庫から刊行。シリーズ2作目。お仕事コージーミステリー。謎と問題が解決される過程が楽しくて、面白い。次作があるといいなあ。
2018/07/27
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