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私は存在が空気 (祥伝社文庫)

私は存在が空気 (祥伝社文庫)

私は存在が空気 (祥伝社文庫)

作家
中田永一
出版社
祥伝社
発売日
2018-12-12
ISBN
9784396344771
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私は存在が空気 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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sea&pink

「あんなこといいな、できたらいいな」まるでドラえもんの秘密道具を手にしたような少年少女達のお話。でも彼ら彼女らは学校や家庭から疎外されている者が多く。能力が使えるからと言って魔法のように全てがうまくいくというわけではない。でも少年少女達は、自分のためというよりも、淡い恋心や友情のために能力を使って手助けをする。現実で彼らのような悩みを抱えている子供達は「いいよな。現実はそんなわけにいかないし」と思うだろうか。でももしこんな能力が使えたら自分は何ができるだろうと、思いを巡らすことで何かが変わるかもしれない。

2019/01/18

タカユキ

表題作を含む6編からなる短編集。どれもが「恋愛小説」だけど主人公たちは、みんな少し不思議な能力を持った人たちなので、一風変わった恋愛小説になっている。存在感を消してしまった少女、瞬間移動の力を手に入れた引きこもりの少年、危険な発火能力を持つ木造アパートの住人…超能力を手に入れた者たちは一見すると無敵のようだが恋だけはままならない。ヒーローやヒロインのように世界を救う事は考えてなく、身近なことも上手くいかない。ちょっぴり笑えて切ない余韻が残る物語でした。

2019/02/05

おかむー

中田永一お得意の「教室の端っこで控え目にしているボクたち」、そこに不思議な能力をひとつ加えた物語を描く短編集。『よくできました』。不思議な能力を持っているからといって、主人公たちが調子に乗らずに控え目な自分を弁えているところが実に中田作品らしい。六篇のうち表題作よりも『少年ジャンパー』の切なさと主人公の成長が好感触。わずか6pのp掌編ながら『恋する交差点』はセンスのいい映像作家さんによるショートフィルムが見てみたい。『ファイアスターター湯川さん』をしっかり肉付けすれば長編でもいけそうですな。

2019/01/20

佐島楓@勉強中

面白かったー。恋愛と意外な展開において、著者の作品ははずれなし(別名義の作品も)。こういうサイキッカー、本当にお隣に住んでいるかもと思わせるような日常感がよかった。

2018/12/15

hnzwd

浅野いにおの表紙に包まれた白乙一短編集。どの短編も少し不思議な能力を持つ女の子が出てきます。ちょっとした事件が発生し、能力を駆使して事件を解決、主人公達は少しだけ成長。。と、いうテンプレストーリーながら、どれも面白く、意表を突いてくるのは流石。浅野いにおの表紙には嫌な予感しか感じなかったので、読み終えて一安心なのでした。

2019/01/07

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