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家族のシナリオ (祥伝社文庫)

家族のシナリオ (祥伝社文庫)

家族のシナリオ (祥伝社文庫)

作家
小野寺史宜
出版社
祥伝社
発売日
2019-07-12
ISBN
9784396345440
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ジャンル

家族のシナリオ (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆21036【家族のシナリオ (小野寺史宜さん)k】ヒッチコック好きの(ワンポイント:ヒッチコックとしちこく 山(隣のトトロの)は発音が似ている。)高校男子(主人公)、元芸能人の母親、難しい年頃〜中学女子の妹、AC/DC好きの父親(現)、母親と離婚した父親(元)という家族構成。本作品、家族が直面するさまざまな出来事を通して本物の家族になっていく過程を描いた感じの話かな。少々、対象年齢層が若めの設定なのかもしれませんが、大人でも十分に楽しめました。若干、ゲロい表現多用が気になりましたけどね(笑

2021/04/17

TAKA

ヒッチコックが好きな主人公。元女優の母と元叔父さんの父と反抗期の妹の安井家。ある日母の恩人である元マネージャーを看とると言い家族があたふたするんだけど、家族がそれぞれ向き合って個人として成長していく話。小野寺さん二冊目なんですがこの人の描く主人公は控えめでナイーブで目立たないような感じなんですが物語の中ではめちゃ輝いてるんですよ。「ひと」読んでから好きになりました。なんてことはない日常なんですがあるある感が面白い。 メガネからコンタクトにするということは自信ができたんじゃねぇの。

2022/02/19

おかむー

初読みの作家さん。前半モタついたけれど半ばあたりからノってきて結果好感触。『よくできました』。高校性の“ぼく”、元女優の母、元父の弟である今の父、難しい年ごろの中学生の妹。母が女優時代の恩人の死期を看取ると決めたことをきっかけに、家族とぼくはさまざまな想いに揺れ動く。ヒッチコックの映画、AC/DCの音楽をうまいこと織り込みながら、人の死に関わることや成り行きで入った演劇部で“ぼく”にみえてくるものがある。終始淡々としている“ぼく”はヤレヤレ系ではあるけれど、後半でじんわりと熱が入ってくるさまに共感できる。

2020/06/26

いたろう

小野寺さんの小説ではおなじみ、蜜葉市みつばに住む、ある家族の物語。ひょんなことから、思ってもみなかった演劇部に入ることになった、みつば高校1年の想哉が主人公。中学生の妹、れみ、元女優の母、母が再婚して父親となった元叔父、元父は、今は伯父ということに? 母が昔出演した映画が、「ミニシアターの六人」で物語の要となった映画、「夜、街の隙間」だという繋がりに思わずニヤリ。本作では、その母の行動が、家族に波紋を起こすことになるが・・・。想哉のヒッチコック愛がハンパない。久しぶりに、ヒッチコックの映画が観たくなった。

2024/04/12

えりこんぐ

再婚した新しい父は元叔父...いくら仲が良かったとしても複雑じゃない? おまけに元芸能人の母は、昔のマネージャーの最期を看取るって。主人公である高一の想哉より、中一のれなが心配になってしまった。前半は音楽やヒッチコックの話がちょっと退屈。演劇部がメインになると楽しくなったかな。平田オリザさんの『幕が上がる』も読みたくなる。【積読42】

2020/07/14

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