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襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

作家
今村翔吾
出版社
祥伝社
発売日
2020-10-15
ISBN
9784396346232
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襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

上巻を読み始めたら、当然のごとく止められずに、一気読みする羽目になった。もう少し一橋との決着に踏み込むものかと思っていたけれども、まだまだ先は長そう。とりあえずシーズン1の着地点としては、妥当なところに収まった印象で、残念だったところがあるとすれば、遂に晴太郎が出てこなかったことくらい。それに関しても、もうむしろ、ずっとこのまま名前だけ出て笑いをとる役割でも美味しい気がしてきた。シーズン2は果たしてどうなるのか。『双風神』で匂わされていた、上方火消との天下一武道会はきっとあると予想。

2022/06/25

しんごろ

この熱さはなんなんだ。圧巻としか言いようがない。火消としての信念と矜恃。18年前の袂を分かった菩薩は、人知れず苦しんでいたのかもしれない。そして炎聖も…。ボタンを掛け違えた菩薩と炎聖も、心の中にある熱い火消魂を見せつけてくれた。立ちはだかる強大な敵に、よくぞ真っ正面からぶつかってくれた。終盤の展開は怒濤の破壊力で涙腺が…。火喰鳥や八咫烏を筆頭にした、黄金の世代の火消達に胸を熱くさせられ、心を躍らされた。それは、まるでオペラのよう。そして次の世代の火消達よ。黄金の世代を超えてみせてくれ。

2020/10/20

海猫

身辺の事情で、一気に読めずもどかしかった。また、内容的にも上巻を読んですぐに下巻が読めれば、最高に楽しめたと思う。もちろん発売日が上下で違うので下巻を待たざるを得なかったのだけれど。にしても内容の圧が強力で面白く読んだ。シリーズ名は「羽州ぼろ鳶組」なれど、もはや内容はぼろ鳶組という枠をすでに超え、江戸火消したちの活躍を総括して描く群像劇として最大のポテンシャルを発揮。すべての登場人物に輝く瞬間がある。シーズン1最終回として盛り上がった。スピンオフ的な作品も予告されているし、シリーズのお楽しみはこれからだ。

2020/11/05

旅するランナー

羽州ぼろ鳶組⑪。大空を翔ける鳳...なんて熱い男たちの世界なんだ。緊迫、興奮、憤慨、感動、歓喜、安堵...いろんな感情がジェットコースターのように押し寄せる。進藤内記が遥か昔に封じたはずの青さに、まさか自分が涙するとは思ってなかった。それほど感情を揺さぶられる、最高の作品。あの読売は読んでみたい。江戸火消天晴也! 今村翔吾日本一!

2021/02/23

ナルピーチ

語り継がれるは伝説の男達。源吾、勘九郎達「黄金の世代」にとっての伝説の男“伊神甚兵衛”の生き様は、けして恵まれたものとは言えない。されど、その一生に悔いる事、恥じることは無かったんだと感じた。何より、二人の背中の鳳凰が重なる姿は想像するだけで涙が浮かんだ。時代が変われど火消人としての志は変わらない。先人達の思いを乗せて、次代を担う者達へと受け継がれていく。今度は源吾達がその役割りを担う存在へとなっていくのだろう。今村先生、心高ぶる物語を描いてくれてありがとうございました!シーズン1、此処に堂々の完結!!

2021/08/30

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