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ひと (祥伝社文庫)

ひと (祥伝社文庫)

ひと (祥伝社文庫)

作家
小野寺史宜
出版社
祥伝社
発売日
2021-04-16
ISBN
9784396347185
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ジャンル

ひと (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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ゼロ

天涯孤独の柏木聖輔(20)が砂町銀座にある「おかずの田野倉」でメンチを買い、アルバイトをすることになった…から物語は始まる。主人公の聖輔が誠実な人であった。天涯孤独になったのは、ここ3年の間で、理由は父が自損で亡くし、母が病死。聖輔は鳥取から東京へ引越していたが、経済的な事情で大学を中退することになった。設定だけ聞くと絶望だが、聖輔は前向きに物事を取り組み、「選択」を続けていた。大きな山場がある物語ではないが、「ヒト」との繋がりで、未来を切り開いている。好青年である彼を応援したくなる良い物語でした。

2022/02/06

yoshida

父と母を相次いで亡くした聖輔。経済的な問題から大学を中退。店主の優しさに触れた惣菜店でアルバイトを始める。様々なひとと触れ合う聖輔の一年。当たり前だが世間には様々なひとがいる。自然に他者を思いやれるひと。無意識に傲慢なひと。孤独な若い親戚に金銭をせびるひと。世の中は、ひととの交わりで出来ている。聖輔は様々なひとと出会い、成長し将来を拓いていく。世知辛い世の中を自分でどう生きるか。この作品は、ひとの様々な面を見せてくれる。ままならない世の中に生きる読者に希望を与えてくれる。読後に暖かい涙が流れる。傑作です。

2022/04/03

ベイマックス

鳥取から大学入学で上京した主人公。しかし、母が突然死。父親は高校生の時に、猫を避けての事故死していた。親戚づきあいもなく(一人の厄介な人物がいる)、両親を亡くし、経済的にも退学し、アルバイトをはじめる。大学時代のバンドのメンバーや同郷の友人や、父親の足跡を巡って出会った人々などとの触れ合い小説。◎同情?ほどこし?相手の立場をどうみているのかによるのか。勝ち組・負け組という表現にも通じる、画一的な価値観。個々人の意識だと思う。◎主人公の柏木が料理人になって銀座の鶏蘭で働き、同郷の青葉と結婚しているといいな。

2022/02/04

ひさか

2018年9月祥伝社刊。書き下ろし。2021年4月祥伝社文庫化。小野寺さんの他の作品にもある、会話や考える時のテンポが絶妙。そのテンポの良さに乗って展開する出来事は心に響き、強く印象に残ります。このお話の先、誠輔はどうなるのかというのがちょっと気になります。

2022/02/20

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

小野寺さん初読みでした。相次いで両親を亡くして天涯孤独となった主人公。ふとしたきっかけで下町商店街のお惣菜店でアルバイトをすることになる。通っていた大学も中退し、この先どうなるのか?その日の暮らしにも悩んでいた彼が、自分なりの目標を見出し少しずつ前へと進んでいく姿は好ましく、読んでいながら応援したくなる。お惣菜屋の主人を初め、彼を取り巻く人々も皆優しい。人は孤独ではない、皆周りに支えられて生きている。派手さはないけど好感の持てる小説でした。そして揚げたて熱々のコロッケが食べたい!(笑)★★★★

2021/11/23

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