読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉

悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉

悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉

作家
鹿島茂
出版社
祥伝社
発売日
2018-03-02
ISBN
9784396616434
amazonで購入する

「悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉」のおすすめレビュー

たった一行で致命傷になることも…人をも殺す言葉の決闘

『悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉』(鹿島茂/祥伝社)

「ペンは剣よりも強し」と云うと、直接的な暴力よりも言葉のほうが人々に影響力があると理解されているけれど、この言葉の下には「偉大なる人物の統治下では」と続いて、政治力のある人間は命令書にサインするだけで意志を実行できるという意味なんだそうな。地位も権力も持たない庶民の身としては、何か言葉を発したとしても虚空の独り言になりかねない。そのうえ、言葉で人を罵ったり名誉を傷つけたりするより、暴力や殺人行為の罪が重いとされているのは、はやり言葉の威力が弱いからだろうか。しかし、言葉で傷つけられた人が自殺してしまうことがあるし、人々を煽動して他人を殺めることだってある。『悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉』(鹿島茂/祥伝社)は、「たった一行で致命傷になることも」との警句が帯についているように、武器になりうる言葉を集めた1冊だ。

 教訓や戒めとなる言葉を意味する「箴言」に、フランス語の「マクシムmaxime」を当てた著者は仏文学者で、本書に引用されている言葉もフランス文学…

2018/4/5

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

悪の箴言(マクシム) 耳をふさぎたくなる270の言葉 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Chicken Book

考える葦、とか

2022/03/03

おの

図書館本。著者はロシュフーコーが大好きなようだ。フランス文学とフランスの歴史に興味が湧いた。不平等是正の社会設計の国と、不平等黙認の社会設計の国の話が面白かった。

2021/06/06

M

「人は人そのものを愛するのではなく、ただ性質だけを愛するのである」 「凡人は、概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する」 「自己愛はわれわれの目に似ている。われわれの目は何でも見えるが、目そのものは見ることができないからである」 既にラ・ロシュフーコーの箴言集を以前読んでいたので、内容を改めて吟味して読むことができ、更に筆者の箴言に対する解説や具体例は読んでいて、なるほどなと思わされることもあるが、傲慢は人間の本質であることは否定しないにしても、怠惰さの面には素直に共感できなかった。

2019/04/24

ぶるーめん

名言集のような軽い気持ちで読み始めたがその深さにいろいろと考えさせられた。自己愛や妬みなど人の様々な性行が、ラ・ロシュフーコーやパスカルなどの箴言を通じて述べられている。また、博覧強記の著者がこれを論ずる題材も、政治からアイドルオタク、コレクターの心理まで幅広く面白い。一回読んだだけで語れる内容の本ではないが、潔癖症的二項対立に陥りがちな昨今、他者の主張も尊重し多面的な視点を持つこと、民主主義の進展が独裁に至る背景など、改めて気づくこと、考えさせられることも多かった。再度読み返し、考えたい本。

2018/03/12

toddJPEN

これは面白かった。ラ・ロシュフーコーやパスカルから集めた皮肉が利いた箴言集。岩波文庫から出てるラ・ロシュフーコー箴言集もDaigo(メンタリストの方)がおススメしてたので買ったが、「悪の箴言」の方が解説が多くて読み易い。岩波の方はただの箇条書きで自分で考え/感じるしかないからねぇ。この本でも言ってるように、人間の情念の中で一番強くて有害なのが「面倒くさい」という感情なんだね。頭の良い人に考えてもらった文章を目で追ってるだけだ、僕は。

2020/10/14

感想・レビューをもっと見る