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ものがわかるということ (単行本)

ものがわかるということ (単行本)

ものがわかるということ (単行本)

作家
養老孟司
出版社
祥伝社
発売日
2023-02-01
ISBN
9784396617639
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ものがわかるということ (単行本) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

読み進めるうち、何度も何度も「そうそう、そうですよね。同感です。」と。ここ数年、一番、馴染めない言葉が「わかりました」という言葉。そのたびに、そうなのかなあ~と思ってしまう。殆どが、わかったつもりでいて、大いなる勘違いであることや、できていないことが多い。実体験、身体を使うこと・・・これ以上のことはないというのが持論。ジブリパークの番組を見た時に「徹底的にリアル、実体験に拘る」という言葉があったのと同じ。そして、共感ではなく共鳴というのが、なるほどと唸った。共鳴は頭ではなく、五感(身体)が伴うのだ。

2023/05/16

tamami

結局、養老先生は同じことを言われているんだなと、「わかった」。「現実も人間も変わり続けていく中で、情報だけは変わらない」これを本書に置き換えると、自分という人間は変わっていくが、養老先生が記す内容=情報は変わらないということ。「知るとは自分が変わること」『唯脳論』は正直不明だったけれど、以来「脳」への関心を持ち続けてきた。「子どもという「かけがえのない未来」」自然なものの大切さ。等々、先生が様々な著書で言われてきたことが、本書では分かり易い喩えを使いながらすっきりとまとめられている。養老先生、ありがとう。

2023/04/13

ムーミン

まさに感覚で、身体で分かろう、いや共鳴しようと受け止めていくと、何か心地よさを感じる本でした。

2024/04/08

d3

「年寄りの話は聞くもの」と耳にしなくなった。 情報があふれ価値観が変わり続けるなかで、より新しいものに価値があると考えられるようになった結果だ。 しかし、生きるうえでの知己を求めるならば先達の教えに勝るものはない。 金言に満ち溢れている“先達の教え×最新版”は、現代の老荘思想のようでもある。 本書が気になる人の多くは「ものがわかるようになりたい人」ではないだろうか。 自分の考えていた「ものがわかるということ」が、まったく別の視点から提示されることに驚きを覚えるとともに、生きやすさをを得られるだろう。

2023/04/10

おせきはん

仕事をしていると頭でっかちになって「ああすれば、こうなる」と考えがちですが、相手を「わかる」(共鳴する)寛容さ、余白をもって、自分自身も変わりながら未来と向き合う感覚も大切だと反省しました。

2023/10/09

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